7. マルチノード構成にする¶
データベースをマルチノード構成としたい場合には、本章の手順にてALogおよびデータベースをインストールしてください。
ヒント
マルチノード構成時はALogをインストールするホストも含めて、最低2台のホストが必要となります。
全てのホストでTCP:9200/TCP:9300の受信規則を許可してください。
7.1. マルチノードの構築¶
7.1.1. 構築手順の概要¶
7.1.2. 構築の準備¶
ヒント
7.1.3. メインホストにALogとデータベースをインストールする¶
ALogのセットアッププログラムを実行すると言語選択画面が表示される。言語を選択し[OK]をクリックする
セットアップウィザード開始画面が表示される。[次へ]をクリックする
使用許諾契約書が表示される。内容を確認し、[同意する]を選択して[次へ]をクリックする
インストールするコンポーネントが表示される。そのまま[次へ]をクリックする
インストール先フォルダーを指定し、[次へ]をクリックする
アプリケーションの登録先およびショートカット作成をするか否かを指定し、[次へ]をクリックする
アプリケーションデータ用フォルダー(アプリケーションの設定やデータベースなどを保存するフォルダー)を指定し、[次へ]をクリックする
このフォルダーは大きいサイズのディスク領域を必要とするため、システム領域(Cドライブ)以外に作成することを推奨
Webコンソールに接続する際のポート番号を指定し、[次へ]をクリックする
[マルチノード構成にする]にチェックを入れ、各項目を入力し、[次へ]をクリックする
項目名
説明
クラスター名
構築するクラスターの名前を指定する
ノード名
インストールを実行しているホストのノード名を指定する
自身のIPアドレス
インストールを実行しているホストのIPを入力する
ノードのIPリスト
自身のIPアドレスと、クラスターに参加するその他のホストのIPをカンマ区切りで入力する
設定が完了したら[インストール]をクリックしてインストールを実行する
![]()
インストールが完了したら[完了]をクリックしてセットアップウィザードを終了する
![]()
デスクトップに作成されたショートカットアイコンをクリックするか、Webブラウザを起動して以下のURLを入力し、Webコンソールにアクセスする
http://<ALogをインストールしたホストのコンピューター名またはIPアドレス>:<指定したポート番号>/Login![]()
ヒント
既定の管理者ユーザー「admin」、パスワード「alog」でログインすることができます。ログイン後、管理画面でパスワードを変更してください。
インストール直後はWebコンソールへ接続できるまで時間を要す場合があります。
7.1.4. データベースをインストールする¶
続いて、クラスターに参加するホストへデータベースをインストールします。
ALogのセットアッププログラムを実行すると言語選択画面が表示される。言語を選択し[OK]をクリックする
セットアップウィザード開始画面が表示される。[次へ]をクリックする
使用許諾契約書が表示される。内容を確認し、[同意する]を選択して[次へ]をクリックする
インストールするコンポーネントが表示されるので [ALog]のチェックを外し 、[次へ]をクリックする
インストール先フォルダーを指定し、[次へ]をクリックする
アプリケーションデータ用フォルダー(アプリケーションの設定やデータベースなどを保存するフォルダー)を指定し、[次へ]をクリックする
このフォルダーは大きいサイズのディスク領域を必要とするため、システム領域(Cドライブ)以外に作成することを推奨
各項目を入力し、[次へ]をクリックする
項目名
説明
クラスター名
「メインホストにALogとデータベースをインストールする」の手順9で指定したクラスター名を入力する
ノード名
インストールを実行しているホストのノード名を指定する
自身のIPアドレス
インストールを実行しているホストのIPを入力する
ノードのIPリスト
インストールを実行しているホスト以外でクラスターに参加するホストのIPをカンマ区切りで入力する
注意
ノード名は重複しないように指定する必要があります。
設定が完了したら[インストール]をクリックしてインストールを実行する
インストールが完了したら[完了]をクリックしてセットアップウィザードを終了する
7.1.5. クラスターが構築できているか確認する¶
「ヘルプ」へ移動し、「サポートデータの収集」をクリック
確認ダイアログが表示されたら、「収集開始」をクリック
サポートデータのダウンロードが完了したら、ファイルを展開する
展開されたフォルダ内の「ace_dbinfo.txt」を開く
「_cat/nodes」欄を確認し、クラスターに参加させたい全てのホストの情報(IP)が出力されていることを確認する
7.2. クラスター構築完了後のサービス停止/起動手順¶
OSシャットダウン等に伴い、クラスター構築完了後にサービス停止および起動をさせる場合は下記手順にて実施してください。
注意
データベースのみをインストールしたホストだけを停止させたい場合でも、メインホストの「ALog」サービスは停止させる必要があります。
7.2.1. 停止手順¶
メインホストにてALogのWebコンソールへログインする
管理 > ステータス画面より下記の各タスクを「無効」にする
- ・ ステータス > 定期タスクの「ログ変換」以外のタスク
インポート/レポート/AD情報取得/メンテナンス/リスク学習
無効にした各タスクの「次回の実行日時」が「ー」になっていることを確認する
「ALog タスクスケジューラー」で「停止」をクリック
「実行中のタスクを停止する」にチェックを入れてクリック
「ALog タスクスケジューラー」が停止したら、「ALog」サービスを停止する
メインホストにてコマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを「ALogDb」ディレクトリへ変更する
(例:Cドライブに「ALog」フォルダがある場合)
cd C:\ALog\ALogDb
続いて、以下のコマンドを1回実行する
alog_db_host.exe pre-stop
「pre-stop completed successfully! 」が出力されたことを確認し、「ALogDb」サービスを停止する
続いて、データベースのみインストールしたホストでも「ALogDb」サービスを停止する
ヒント
データベースのみをインストールしたホストだけを停止させたい場合は、メインホストでの「ALogDb」サービスの停止(手順6)は不要です。
7.2.2. 起動手順¶
サービス停止させたホストにて「ALogDB」>「ALog」の順でサービスを起動させる
ヒント
OS起動後など、自動で各サービスが起動されている場合は、再起動等させる必要はございません。
データベースのみをインストールしているホストでは、「ALogDB」サービスが起動されていることを確認してください。
メインホストにてALogのWebコンソールへログインする
「クラスターが構築できているか確認する」を参考にクラスターが構築されていることを確認する
メインホストにてコマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを「ALogDb」ディレクトリへ変更する
(例:Cドライブに「ALog」フォルダがある場合)
cd C:\ALog\ALogDb
コマンドプロンプトから以下のコマンドを1回実行する
alog_db_host.exe post-restart
「post-restart completed successfully!」が出力されたことを確認する
管理 > ステータス画面より下記の各タスクを「有効」にする
- ・ ステータス > 定期タスクの「ログ変換」以外のタスク
インポート/レポート/AD情報取得/メンテナンス/リスク学習
有効にした各タスクの「タスクの状態」が「準備完了」になったことを確認する
7.3. マルチノード構成に関するFAQ¶
質問
回答
「ノードのIPリスト」はノードに参加する全てのIPを入力しないとダメですか?
できるだけ多くのIPを入力頂くことにより、クラスター内の冗長性は強固になることから、全てのIPを入力頂くことを推奨しておりますが、必ずしも全てのIPを入力頂く必要はございません。ただし、「ノードのIPリスト」に入力したIPを持つホストの「ALogdb」が、データベースのインストール操作時に、起動している必要があります。起動済みのクラスターにDBを追加するときの手順は?
「データベースをインストールする」の通り、追加するホストへインストールを実行するだけでクラスターへ追加されます。