1. はじめに¶
1.1. 本書について¶
本書は、Windowsおよびネットワークシステムの基本的な知識をもつシステム管理者を対象に、ALogの概要およびインストール、操作手順を記載した文書です。
本書で指定している箇所以外でソフトウェアに改変を加えた場合は、サポート対象外となります。
本書の一部または全部を無断転載することを禁止します。
本書の内容に関しては、将来予告なしに変更する場合があります。
本書では正確な情報を記載するよう努めておりますが、誤植や作成上の誤記がないことを保証するものではありません。
1.1.1. 監査対象のシステムについて¶
ALogの取り扱うシステムは下記のとおりです。
対象システム |
Windows |
NetApp FAS/AFFシリーズ |
Unity / PowerStore |
PowerScale |
SQL Server |
Oracle Database |
Linux |
Amazon FSx for Windows File Server |
Amazon FSx for NetApp ONTAP |
システム(OSやミドルウェア)、ネットワーク機器など |
1.1.2. 必要なライセンスについて¶
ヒント
1.1.3. ALogシリーズ サポートセンターについて¶
製品の最新バージョンや各種ドキュメントがダウンロードできるほか、トラブルシューティングや障害情報などが参照できます。
1.1.4. 表記について¶
注意
利用上または設定上の注意事項を記載します。
ヒント
参考情報や推奨事項などを記載します。
1.1.5. 用語について¶
本書やALog製品内でよく利用される用語を以下に解説します。
用語 |
説明 |
---|---|
対象ホスト |
監査対象のシステム(ログを収集したいホスト)を指します。 |
クライアントPC |
対象ホストにアクセスする端末を指します。 |
生ログ |
OSやアプリケーションが出力するログです。
本書ではイベントログ/監査ログ/トレースログ等の総称表現として使用します。本書では単にログと記載されることもあります。
|
イベントログ |
対象ホストのOSが出力するログです。
OSの稼働状況、ログオンやファイルアクセスの結果、アプリケーションのエラーなど様々な情報が記録されます。
なお、本書では監査ログ/トレースログを含む総称表現としても使用します。
|
監査ログ |
イベントログと同様にOSの稼働状況、ログオンやファイルアクセスの結果、アプリケーションのエラーなど様々な情報が記録されます。 |
トレースログ |
データベースが出力するログです。データベースへのログオンやトランザクションの結果など様々な情報が記録されます。 |
トレースファイル |
トレースログが記載されたファイルです。 |
アクセスログ |
イベントログを変換処理し、実際にユーザーが実行した操作の履歴が分かるように整形したログを指します。 |
ユーザー |
クライアントPCの利用者を指します。 |
監査設定 |
対象ホストに対して生ログ(イベントログ/監査ログ)を出力させるための各種設定を指します。 |
監査ポリシー |
ユーザーのログインやファイル操作などの行為をイベントログに出力するためのOSの設定です。 |
Webコンソール |
ALogのシステム管理や取得したアクセスログの検索などを行うためのWebインターフェースです。 |
マッピング |
入力ファイル(対象ホストから収集したログ)の内容から、出力ファイル(アクセスログ)の内容をどう作り出すかを設定する事を指します。
ユーザーがこの設定を行う事で、自在に出力ファイルの構成ができます。
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