5. ALogを管理する

5.1. 管理画面とは

「管理」画面は、メニューバーの[管理]をクリックすることで表示されます。
ALogの運用、メンテナンスなど、さまざまな管理を行うことができます。
../_images/Management.png
表 5.1 管理画面のメニュー一覧

大項目

項目

説明

ステータス

ステータス

ALogの各種ステータスを表示する

システムログ

ユーザー操作ログ

ALogユーザーの操作ログの確認、保存などを行うことができる

システムログ

ALogのシステムログの確認、保存などを行うことができる

設定

対象ホスト

対象ホストの追加、削除、編集、収集タスクの設定などを行うことができる

変換設定

イベントログをアクセスログに変換する際の設定などを行うことができる

出力設定

アクセスログやイベントログのバックアップ設定を行うことができる

AD連携

AD情報を取得するため、ドメイン設定を行うことができる。またグループ設定も可能

ログメンテナンス

過去ログインポートやデータベースのメンテナンスなど、データベースに関連する設定を行うことができる

レポート

各種レポートの設定を行うことができる

リスクスコアリング

リスクスコアリングの学習に関する設定を行うことができる

休日・祝日設定

休日・祝日を確認、追加することができる

ログインユーザー

Webコンソールのログインユーザーの設定を行うことができる

共通アカウント

ALogの共通アカウントの設定を行うことができる

SMTP設定

メール送信時のSMTP設定を行うことができる

設定のインポート/エクスポート

レポート設定、収集テンプレートのエクスポート、インポートを行うことができる

詳細設定

サービスやタスクに関わる詳細な設定を行うことができる

プラグイン

任意の収集プラグインを使用している場合に、管理、更新を行うことができる

ライセンス

ライセンスの確認、登録を行うことができる

使用状況

日別、月別のログデータ使用量を確認する事ができる

ヘルプ

ALogのバージョン情報や、サポートデータの収集を行うことができる


5.2. ステータス

ステータスの画面は、[管理]画面から[ステータス]を選択することで表示できます。
この画面では、各タスクやシステムアラートの状態を確認したり、タスクスケジューラーの開始停止をしたりすることができます。
「対象ホスト」「定期タスク」「ALogタスクスケジューラー」「システムアラート」という4つのまとまりがありますが、それぞれは必要に応じて開閉できます。
../_images/StatusConfirmation.png

【対象ホスト欄】

登録済みの対象ホスト一覧が表示されます。
各サーバの状態や前回の収集タスクの実行結果が一覧で確認できますので、運用時はこの画面を活用してください。
上部の[タスクの操作]ボタンからは、収集タスクを「手動実行/停止」させることができます。

検索ボックスへキーワードを入力する事によりホストを絞り込むこともできます。
../_images/StatusFilter01.png

【定期タスク欄】

ログ変換タスクをはじめとした、ALog内で動作する各タスクの状態や、前回の実行結果を示します。
運用時はこの画面を活用してください。
右側の[タスクの操作]ボタンからは、各タスクの「手動実行/停止」と、タスクの「有効化/無効化」ができます。
タスクを無効に切り替えた場合、自動では有効には切り替わりません。逆も同様です。切り替え時はこの点に注意してください。

【ALogタスクスケジューラー欄】

ALog独自のタスクスケジューラー機能全体を「開始/停止」させることができます。
Webコンソール上にあるボタンのほか、コマンドからの指示も可能です。
エージェントが実行するタスクはこのボタン/コマンドによる管理の対象外です。
OS再起動後やサービス再起動後は「開始」状態となります。

Webコンソールから停止する場合

実行中のタスクも停止する場合は、確認ダイアログで「実行中のタスクを停止する」にチェックをつけます。

コマンドから停止する場合

コマンド実行で停止する場合は、実行中のタスクは強制的にすべて停止します。

ヒント

ALogタスクスケジューラーのコマンドは以下のとおりです。
プログラムインストール先フォルダーに移動してから実行してください。
alog_host.exe schedule --mode {start|stop} --baseurl <baseurl> --loginid <Webコンソールユーザー名> --password <Webコンソールパスワード> [--timeout <設定タイムアウト秒>]

コマンド実行で停止を行った場合、すべてのタスクを停止し終了したことを確認して戻り値を返します。

【システムアラート欄】

未確認の「エラー」および「警告」の情報を表示します。
[確認済みにする]ボタンをクリックすると確認済みとなり、システムアラート一覧からクリアされ、ホーム画面の[未確認のシステムアラート]も0件になります。

5.2.1. 各タスクの役割とは

ALogは、役割の異なる複数のタスクを組み合わせることで柔軟に動作するようになっています。
各タスクの役割については以下のとおりです。それぞれのタスクのスケジュール設定は各設定画面にあります。

タスクそれぞれにスケジュールが設定でき、通常はスケジュール通りにタスクが動作するため、簡単に運用することができます。

表 5.2 各タスクの役割

No.

タスクの種類

説明

1

ログ収集タスク

登録した対象ホストからイベントログを収集する処理を行う

2

ログ変換タスク

収集したイベントログをアクセスログに変換する処理を行う
出力設定画面で設定したバックアップ処理もこのタスクで行う

3

インポートタスク

ログ変換タスク動作後、作成されたアクセスログを検索用データベースへインポートする処理を行う。インポート後、レポートで「アラート」にチェックを入れた設定に対してヒットするログがあるか確認し、ヒットがあればアラートを発行する

4

レポートタスク

レポートで「レポート」にチェックを入れた設定に対してヒットするログがあるか確認し、日次/週次/月次のレポートデータを作成する

5

AD情報取得タスク

AD連携画面で登録したドメインからAD情報を取得する

6

メンテナンスタスク

検索用データベースのメンテナンス処理を行う。レポートでファイル出力を行っていた場合の保存期間経過後のファイル削除や、内部的に使用しているファイルやフォルダー等のメンテナンスも行っているため、検索用データベースを使用しない場合もタスクは有効にする

7

リスク学習タスク

リスクスコアリング機能で使用するタスク。詳しくは、「リスクスコアリング ユーザーズガイド」を参照


5.3. システムログ

ALog自体のシステムログには「ユーザー操作ログ」と「システムログ」の2つがあります。
画面は2つありますが、ほとんど同じ操作が可能です。
「ユーザー操作ログ」では、ALogのWebコンソールにログインしたユーザーの操作履歴がわかります。
「システムログ」では、ALogのサービスが実行した各タスクの履歴がわかります。

ユーザー操作ログ

システムログ

../_images/UserOperationLogConfirmation.png ../_images/SystemLogConfirmation.png

画面

ログの消去

ログの保存

メール通知設定

フィルター

ユーザー操作ログ

×

システムログ

5.3.1. システムログを消去、保存する

「ログの消去」ボタンをクリックすると、ログが削除できます。

「ログの保存」ボタンをクリックすると、ログがCSV形式で保存できます。

5.3.2. メール通知設定

システムログをメール通知するための設定を行うことができます。

メール通知設定をしておくと、ALogでエラーなどが発生した場合に、指定した送信先のメールアドレスにメールで通知します。
送信先や条件を変えて複数のメール設定を作成できます。
メール通知設定をする場合は、SMTP設定 も行ってください。
../_images/SystemLogMailNotificationSetting.png

項目

説明

選択

編集するメール通知設定をプルダウンで選択する
「新規作成」…追加のメール設定を作成する
「削除」 …選択したメール通知設定を削除する

ステータス

メール通知の有効、無効を指定する

件名

通知するメールのタイトルを指定する

送信元アドレス

通知するメールの送信元メールアドレスを指定する

送信先アドレス

通知するメールの送信先メールアドレスを指定する
複数の送信先を指定する場合は、改行で区切って指定する

イベントレベル

通知するログのレベルを指定する
情報、エラー、警告が選択可能で複数選択することもできる

ホスト

通知対象とするホストを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

ID

通知対象とするIDを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能
IDの前にハイフン(-)を指定すると除外指定できる

5.3.3. フィルター設定

知りたい情報が明確な場合、日付やID、ユーザーやホスト名からログをフィルターすることができます。
2つの画面では「ユーザー」でのフィルターか、「ホスト」でのフィルターかの違いがあります。

ユーザー操作ログ

システムログ

../_images/UserOperationLogFilterSetting.png ../_images/SystemLogFilterSetting.png

項目

説明

日付

日付を指定する

イベントレベル

表示するログのレベルを指定する
情報、警告、エラーが選択可能で複数選択することもできる

ユーザー

ユーザー操作ログを表示するユーザー名を指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

ホスト

システムログを表示するサーバ名を指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

ID

ユーザー操作ログを表示するIDを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

5.4. 対象ホスト

対象ホストの設定画面は、[管理]画面から[対象ホスト]を選択することで表示できます。

この画面では、対象ホストの追加、削除、収集タスクの設定などができます。

../_images/TargetHostSetting.png
対象ホストの設定画面で、使用する設定項目等は以下のとおりです。

項目

説明

追加

対象ホストの追加を行う
詳細は「対象ホストを登録する」 を参照

削除

対象ホストの削除については、「対象ホスト一覧」で選択している対象ホストが対象になる

エージェントのアップデート

対象ホストに設置されたエージェントモジュールのアップデートを行うことができる。

収集タスクの設定

「対象ホスト一覧」で選択している対象ホストの収集タスクの有効/無効を一括で切り替えることができる

タグ編集

対象ホストの利用用途などをタグとして設定することができる
詳細は「タグの活用」 を参照

ホスト一覧

対象ホストの設定を一覧で表示する。ホスト欄に表示されているホスト名をクリックする事で対象ホストの編集やテンプレートの作成などを行うことができる
テンプレートの詳細は「対象ホストのテンプレート」 を参照

5.4.1. タグの活用

ここではタグの活用方法を紹介します。
タグを活用頂くことで、検索時に簡単に目的毎の複数ホストでのアクセスログを検索する事が可能です。

例:下記画像の場合、営業部用で利用しているホストは「Windows」、「NetApp」と2つあります。
その場合、営業部で利用しているホストのログをまとめて検索する際に、通常は検索ボックスにて複数のホスト名を指定して検索する事になります。
そこで、「営業部」というタグを各ホストに設定する事で、検索時にはこのタグを指定するだけで必要なホストの検索結果を出す事が可能になります。
../_images/UsingTag.png

../_images/UsingTagSearch.PNG

5.4.2. 対象ホストのテンプレート

マッピング設定が必要なログタイプについて、登録した対象ホスト情報を元にテンプレートの追加や削除が可能です。

5.4.2.1. 作成したテンプレートの追加

以下の手順により、ユーザー独自のテンプレートを作成し、追加できます。
ユーザーが独自に作成したテンプレートには、テンプレート名(任意指定)に「(User)」が付加されます。
  1. 「管理」画面の[対象ホスト]をクリックして「対象ホスト」画面を表示し、テンプレートとして追加したいマッピング設定が行われているホストをクリックする

../_images/AddCreatedTemplate01.png
  1. 「ホスト編集」画面が表示されるので、左下部の[テンプレートとして保存]ボタンをクリックする

../_images/AddCreatedTemplate02.png
  1. [テンプレート名]に任意の名称を入力し、適宜、[説明]にテンプレートの説明を追加して、[保存]ボタンをクリックする(2つのチェックボックスにはどちらか片方は必ずチェックをつける必要がある)

../_images/AddCreatedTemplate03.png
  1. テンプレートが正常に保存されたことを確認し、[閉じる]ボタンをクリックする

../_images/AddCreatedTemplate04.png
  1. 「ホスト編集」画面に戻るので、[キャンセル]ボタンをクリックし、画面を閉じる

5.4.2.2. 作成したテンプレートの削除

作成したテンプレートが不要になった場合は、以下の手順で削除できます。
なお、デフォルトで設定されているテンプレートは削除できません。
  1. 対象ホストを登録する」の手順に従い、「ログタイプの選択」画面を表示する

  2. プルダウンメニューからログタイプの一覧を表示し、削除したいテンプレートのごみ箱アイコンをクリックする

../_images/DeleteCreatedEVATemplate.png

5.4.2.3. テンプレートのインポート/エクスポート

テンプレートをインポートしたり、エクスポートしたりすることができます。
詳細は「設定のインポート/エクスポート」を参照してください。

5.4.3. ログの再変換

マッピングを自由に設定できる対象ホストの場合、「マッピング設定 - 出力」欄で新たに指定したマッピング設定でログの再変換を行うことができます。

../_images/ReConvert.png

手順は以下の通りです。

  1. 詳細キーおよび詳細値の値を再変換したい内容へ変更する

  2. [過去のログを再変換する]をクリックする

  3. 確認ダイアログが出たら、変更内容に問題がないことを確認し、[OK]をクリックする

  4. ログを再変換させたい期間を指定する

  5. [再変換]をクリックする

ヒント

再変換が完了すると、システムログに「ログ再変換タスクの実行を終了しました。」というメッセージが表示されます。

注意

過去ログインポートでインポートしたログは再変換を実施すると削除されます。


5.5. 変換設定

変換設定の画面は、[管理]画面から[変換設定]を選択することで表示できます。

イベントログからアクセスログに変換するログ変換タスクに関して、スケジュールやフィルターなどを設定することができます。
../_images/ConvertSetting.png

変換設定の画面で、使用する設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

タスク設定

アクセスログの変換スケジュールを設定する
設定方法は「タスクのスケジュール設定」を参照

フィルター設定

設定した項目とその値に対してフィルターすることができる

条件

フィルターの設定を「除外」として動作させるか、「対象」として動作させるかを選択することができる

設定を追加する

フィルター設定したい項目を追加することができる
プルダウンから設定したい項目を選択し、[+]をクリックすることで追加が可能

置換設定

アクセスログを変換する際、設定した項目で指定した文字列を任意の文字列に変換することができる

設定を追加する

置換設定したい項目を追加することができる
プルダウンから設定したい項目を選択し、[+]をクリックすることで追加が可能

ヒント

フィルター設定については以下のように動作します。

  • 条件に「対象とする」を選択した場合

  • 各項目間はAND条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

  • 大文字と小文字を区別しない

  • 条件に「除外する」を選択した場合

  • 各項目間はOR条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

  • 大文字と小文字を区別しない

ヒント

置換設定については以下のように動作します。

  • 各項目間はOR条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

  • 大文字と小文字を区別しない

ヒント

フィルター設定および置換設定は500個まで設定を追加することができます。

注意

置換設定について
  • 置換設定によって置き換わるのは設定した項目の値のみとなり、[Event]欄内の該当の項目の値は置き換わりません。置換後の値を確認したい場合は、設定した項目を個別で指定および表示してください。

  • 条件が一致した部分だけではなく、項目値そのものが設定した任意の文字列へ置き換わります。

5.6. 出力設定

出力設定の画面は、[管理]画面から[出力設定]を選択することで表示できます。
この画面では、アクセスログ/イベントログのバックアップの設定をすることができます。
初期画面はアクセスログバックアップの設定画面です。
アクセスログバックアップ画面で[イベントログバックアップ]ボタンをクリックすると、イベントログバックアップの設定画面に切り替わります。

アクセスログバックアップ

イベントログバックアップ

../_images/outputaccess.png ../_images/outputevent.png

5.6.1. アクセスログバックアップ設定

アクセスログのバックアップ設定では、バックアップの有無、出力先フォルダーなどを設定することができます。

ヒント

ALogは以下の運用を基本としています。
 1.長期保管用にアクセスログのファイルを出力 (CSVまたはZIP)
 2.データベースには直近のデータをインポートする
 3.データベースは短い保管期間でローテ―ト削除する
データベースから削除した期間について再度検索する場合は、「アクセスログバックアップ」設定で出力したデータを「過去ログインポート」します。
そのため「アクセスログバックアップ」の設定はデータベースの保存期間より長く設定してください。
アクセスログバックアップのデータがない状態でデータベースへのインポートはできません。
アクセスログバックアップには一部のみ設定の変更が可能な「既定のアクセスログバックアップ」と、ユーザーが任意で作成するものがあります。
既定のアクセスログバックアップで確認できる項目は下記の通りです。
../_images/AccessLogBackupSetting.png
表 5.3 既定のアクセスログバックアップ設定項目

大項目

項目

説明

名称

設定の名称(本項目は変更不可)

出力先フォルダー

バックアップの出力先フォルダーを指定する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、指定する

アカウント

「ネットワーク上の共有フォルダーに出力する」を選択した場合のみ、アカウントを設定する

出力形式

バックアップの出力形式を指定する
 CSV形式(.csv) ZIP形式(.zip) 暗号化(.apf)

自動削除

バックアップの自動削除までの期間を指定する

ヒント

既定のアクセスログバックアップは削除できません。

既定のアクセスログバックアップの他に、ユーザーが任意の設定でアクセスログバックアップを作成したい場合は[+追加]ボタンをクリックし、新規作成してください。
新規作成する場合に設定できる項目および説明は下記の通りです。
../_images/AccessLogBackupSetting02.png
表 5.4 新規作成時の設定項目

大項目

項目

説明

ファイル出力

バックアップの有効、無効を指定する

名称

設定の名称を指定する

出力先フォルダー

バックアップの出力先フォルダーを指定する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、指定する

アカウント

「ネットワーク上の共有フォルダーに出力する」を選択した場合のみ、アカウントを設定する

年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する

バックアップを年月別のサブフォルダーに出力する場合、指定する

ファイル名

ファイル名を指定する

出力対象ホスト

出力の対象とするホスト名を指定する

出力形式

バックアップの出力形式を指定する
 CSV形式(.csv) ZIP形式(.zip) 暗号化(.apf)

文字コード

文字コードを指定する。.NET Frameworkで使用できる文字コードであれば指定可能

ヘッダー

出力ファイルにヘッダーを付与するかどうかを指定する

自動削除

バックアップの自動削除までの期間を指定する

フィルター設定

設定した項目とその値に対してフィルターすることができる

条件

フィルターの設定を「除外」として動作させるか、「対象」として動作させるかを選択することができる

設定を追加する

フィルター設定したい項目を追加することができる
プルダウンから設定したい項目を選択し、[+]をクリックすることで追加が可能

置換設定

アクセスログを変換する際、設定した項目で指定した文字列を任意の文字列に変換することができる

設定を追加する

置換設定したい項目を追加することができる
プルダウンから設定したい項目を選択し、[+]をクリックすることで追加が可能

ヒント

フィルター設定と置換設定については以下のように動作します。

  • 各項目間はOR条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

注意

複数の出力設定をする場合は、「出力先フォルダー」がすべて別のフォルダーになるよう、指定してください。

注意

「ファイル名」の項目で「任意指定」を選択した場合は、「出力形式」で指定したファイル形式の拡張子を含めて、ファイル名を指定してください。 ファイル名には以下の書式を使用することができます。

  例 <Host>:対象ホスト名、<yyyy-MM-dd>:日付

なお、ホスト名の指定でホスト単位、MMまでの指定で月単位、ddまでの指定で日単位でファイル出力されます。

5.6.2. イベントログバックアップ設定

イベントログのバックアップ設定では、バックアップの有無、出力先フォルダーなどを設定することができます。

../_images/EventLogBackupSetting.png
表 5.5 イベントログバックアップ設定項目

大項目

項目

説明

ファイル出力

バックアップの有効、無効を指定する

名称

設定の名称を指定する

出力先フォルダー

バックアップの出力先フォルダーを指定する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、指定する

年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する

バックアップを年月別のサブフォルダーに出力する場合、指定する

ファイル名

ファイル名を指定する

暗号化ZIPファイルとして出力

バックアップを暗号化ZIPファイルとして出力する場合、有効化し、パスワードを設定する

出力対象ホスト

出力の対象となるホスト名を指定する

自動削除

バックアップの自動削除までの期間を指定する

注意

複数の出力設定をする場合は、「出力先フォルダー」がすべて別のフォルダーになるよう、指定してください。

注意

「ファイル名」の項目で「任意指定」を選択した場合は、拡張子を”除いた”ファイル名を指定してください。(拡張子を指定することはできません) ファイル名には以下の書式を使用することができます。

  例 <Host>:対象ホスト名、<yyyy-MM-dd>:日付

注意

暗号化ZIPファイルとして出力する場合、パスワードは1文字-32文字の半角英数記号で指定してください。
設定したパスワードを忘れないようにしてください。暗号化ZIPファイルの状態では、ALogで変換することはできません。

5.8. ログメンテナンス

ログメンテナンスの設定画面は、[管理]画面から[ログメンテナンス]を選択することで表示できます。 この画面では、過去のログのインポートや、データベース内のデータの削除設定などができます。

../_images/Logmaintenance.png

項目

説明

データベースの使用状況

データベースの使用状況を表示する

アクセスログのインポート

アクセスログをデータベースにインポートするかを選択する

過去ログインポート

過去のアクセスログをデータベースにインポートする

自動メンテナンス

データベースの自動メンテナンス設定を行う

手動メンテナンス

設定に合わせてアクセスログを削除する

詳細項目の表示設定

詳細項目の中で非表示にする項目の設定を行う

注意

一度、削除してしまったデータは元に戻りません。

5.8.1. 過去ログインポート

バックアップとして保管されている過去のアクセスログをALogのデータベースにインポートするための機能です。

  1. インポートしたいデータを[参照]ボタンから選択し、[OK]をクリックする

インポートするデータはフォルダー/ファイルどちらも複数選択可

../_images/PastLogImport01.png
  1. 選択されたフォルダー/ファイルが正しいかを確認し、[OK]をクリックする

../_images/PastLogImport02.png
  1. 過去ログインポート画面では、インポートモードや削除設定を確認し、[インポート実行]をクリックする

../_images/PastLogImport03.png

注意

「インポートしたファイルを削除する」にチェックをつけた場合は過去ログインポート後にデータが削除されます。 削除されたファイルは復元できません。 チェックをつける場合は、アクセスログの原本が別にあることを確認してください。

注意

本製品で出力されたアクセスログは、ログフォーマットとして項目数が不定です。 データベ―スへの過去ログインポートを行う際には項目数などの情報が必要なため、ヘッダーが必須となります。

5.8.2. 自動メンテナンス

データベースの自動メンテナンスの設定を行います。

../_images/AutomaticMaintenanceSetting.png

自動メンテナンス設定の設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

自動削除

アクセスログ

アクセスログを自動削除するまでの期間を指定する

レポートデータ

レポートデータを自動削除するまでの期間を指定する

システムログ

システムログを自動削除するまでの期間を指定する

リスクスコアリング

リスクスコアリング用DBのデータ保持期間を指定する
リスクスコアリング機能を使用する場合に設定する。詳しくは「リスクスコアリング結果の保持期間」を参照

メンテナンスタスク

有効/無効

メンテナンスタスクの有効、無効を指定する

スケジュール

メンテナンスタスクのスケジュールを指定する

ヒント

自動メンテナンスの実施により、アプリケーションフォルダー内の一定期間経過して不要になったデータも削除しています。 基本的に「有効」にして運用してください。

5.8.3. 手動メンテナンス

アクセスログデータを指定の条件で削除したり、データベース自体を初期化することができます。 希望する削除方法を選択し[実行]をクリックすることで、データベースから削除されます。

../_images/manualMaintenance.png

項目

説明

全てのアクセスログデータを削除

現在、登録されている全てのアクセスログデータを削除する

以下の範囲のアクセスログデータを削除

「ホスト指定 + 期間指定」…特定のホストの特定の期間のアクセスログデータを削除する
「期間指定のみ」…すべてのホストにおいて指定した期間のアクセスログデータを削除する

データベース初期化

データベースを初期化する
データベース内のすべてのデータ(アクセスログデータ、レポート結果等)がクリアされる

ヒント

「データベース初期化」後に過去のログを復元したい場合は、初期化後、「過去ログインポート」よりバックアップされているアクセスログのインポートを行ってください。
アクセスログのバックアップ先は出力設定画面から確認できます。
「インポートしたファイルを削除する」にチェックを入れる際は、アクセスログの原本が別にあることを確認してください。

5.8.4. 詳細項目の表示設定

詳細項目の表示設定では、詳細項目の中で非表示にする項の設定が行えます。

../_images/HiddenFields.png

5.9. レポート

レポート設定の画面は、[管理]画面から[レポート]を選択することで表示できます。

この画面では、レポートの共通設定ができます。
共通設定で設定した内容は、レポート/アラート画面でレポート設定を作成する際の[ファイル出力]-[出力先]の共通設定に反映されます。
../_images/reportsetting.png

項目

説明

出力先フォルダー

レポートファイル(CSV/PDF)の保存先フォルダーを指定する
ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、「ネットワーク上の共有フォルダーに出力する」にチェックを入れてアカウント情報を設定する
レポートを年月別に出力する場合、「年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する」にチェックを入れる

ファイル自動削除

レポートファイル(CSV/PDF)を自動削除するまでの期間を指定する

タスクスケジュール

レポートタスクのタスクスケジュールを設定する

ヒント

レポートの出力先をネットワーク上の共有フォルダーに指定できるのはALogの管理者のみです。
複数の設定で同一サーバ上に出力する設定を行う場合は、同一のアカウントを設定してください。

5.10. リスクスコアリング

リスクスコアリング機能の管理画面です。

詳しくは、「リスクスコアリングを使う」を参照してください。


5.11. 休日・祝日設定

休日・祝日設定の画面は、[管理]画面から[休日・祝日設定]を選択することで表示できます。
この画面では、レポート等で使用する休日、祝日が設定できます。
../_images/HolidaySetting01.png

項目

説明

登録

休日、祝日の設定を新規登録する。詳細は「休日・祝日設定」を参照

削除

選択している休日、祝日設定を削除する

休日・祝日設定一覧

登録されている休日、祝日設定を表示する

5.11.1. 休日・祝日設定

休日、祝日設定を登録します。
../_images/HolidaySetting02.png

項目

説明

名称

休日・祝日設定の名称を指定する

「年」の指定

休日・祝日設定を適用する「年」を通年または適用範囲で指定する

「日」の指定

「日」を指定する
「日付固定」:特定の1日を指定する
「日付範囲」:特定の範囲を指定する
「日付変動」:変動する休日を指定する
(例:7月第3月曜日(海の日))
また、振替休日を有効にする場合は、「振替休日を適用」を指定する

5.12. ログインユーザー

ログインユーザーの設定画面は、[管理]画面から[ログインユーザー]を選択することで表示できます。
この画面では、Webコンソールを利用するアカウントの追加、削除、各アカウントに対する権限付与等の設定をすることができます。
../_images/LoginUserSetting01.png

ユーザー管理画面で、使用する項目は以下のとおりです。

項目

説明

登録

ユーザーを新規登録する。詳細は「ログインユーザー[新規]」を参照

インポート

エクスポートしたユーザー情報をインポートすることで一括登録する

エクスポート

ユーザー情報をファイルに保存する

削除

チェックしたアカウントを削除する

ユーザー一覧

登録したログインユーザーを一覧で表示する
ユーザーIDをクリックすることで、対象ユーザーの設定を編集できる

5.12.1. ログインユーザー[新規]

ALogを利用するユーザーの新規登録をすることができます。
../_images/LoginUserSetting02.png
ログインアカウント[新規]画面で、設定する項目は以下のとおりです。

項目

説明

ユーザーID

任意のユーザーIDを指定する
- 「新規登録」時のみ入力可能
- LDAP認証を使用する場合は、ディレクトリサービスに登録されているユーザーアカウント(saMAccountName属性)を指定する
- グループアカウントも設定できる。詳細は「グループアカウントの登録方法」を参照

名前

任意の名前を指定する

認証方式

認証方式を指定する
- 選択肢は「アプリケーション認証」もしくは「登録済みのLDAP認証」
- LDAPの登録方法は[LDAP設定]から行う。詳細は「LDAP設定情報管理」を参照

パスワード

ユーザーのパスワードを指定する。LDAP認証を選択した場合は入力不要

新しいパスワードの確認

ユーザーのパスワードを再度指定する。LDAP認証を選択した場合は入力不要

権限

ユーザーへの権限を指定する。複数指定することも可能
- 管理者:すべての操作が可能
- 管理設定更新・参照権限:[管理]画面における各種操作が可能
- レポート更新権限:レポートの作成、参照が可能
- レポート参照権限:レポートの参照が可能
- ログ検索参照権限:ログ検索が可能
- リスクスコアリング参照権限:リスクスコアリングの参照が可能

検索可能範囲

ユーザーが[ログ検索]画面で検索できる範囲を指定する
ここで指定したクエリに合致する範囲内の検索が可能

5.12.2. LDAP設定情報管理

LDAPの設定情報は、LDAP設定情報管理で管理することができます。

../_images/LoginUserSetting03.png

項目

説明

LDAP設定情報管理表示エリア

LDAP設定の情報を表示する
IDをクリックする事で、対象のLDAP設定を編集することができる

新規登録

LDAP設定を新規に登録することができる。詳細は「LDAP設定登録」を参照

削除

削除したい設定にチェックを入れ、[削除]ボタンをクリックして削除する

5.12.3. LDAP設定登録

LDAP設定は、LDAP設定登録から行うことができます。
../_images/LoginUserSetting04.png
LDAP設定登録で設定する項目は以下のとおりです。

項目

説明

ID

任意のIDを指定する。「新規登録」時のみ入力することができる

名前

任意の名前を指定する

認証サーバ

LDAPの認証サーバ名を指定する

ポート番号

認証サーバのポート番号を指定する

接続アカウント

LDAP情報を取得するためのアカウントを指定する
- 未入力の場合、サービス実行アカウントを使用してLDAP情報を取得する
- 未入力のままではLDAP認証できない場合に、本設定を指定する
- 指定する場合、ユーザー欄には「ドメイン\ユーザー」もしくは「ユーザー@ドメイン」の形式で入力する

LDAPS

LDAPSを使用する場合はチェックを入れる

検索範囲

検索を許可するLDAPディレクトリツリーの範囲を指定する

認証テスト

ユーザーとパスワードを入力して「テスト」ボタンをクリックすると、入力したLDAP設定で正しく認証を行えるかのテストをすることができる
(認証テスト内のユーザー、パスワードの入力値はテストのみに使用され、保存されない)
ユーザー名欄は、ユーザーアカウント名のみ入力する。ドメイン名の入力は不要

LDAP設定例です。

項目

設定例

ID

Amiya

名前

網屋

認証サーバ

DC01

ポート番号

389

接続アカウント

ユーザー:amiya.co.jp\AD00001 もしくはAD00001@amiya.co.jp
パスワード:XXXXXX

LDAPS

チェックしない

検索範囲

CN=Users,DC=amiya,DC=co,DC=jp

ヒント

接続アカウント欄の指定が必要な主なケースは、マネージャーサーバが所属するドメインとは異なるドメインコントローラーをLDAP認証サーバとして指定する場合や、Active Directory 以外のLDAP認証サーバを指定する場合です。

5.12.4. グループアカウントの登録方法

Active Directoryに設定されたグループアカウントを利用してALogのWebコンソールを利用するログインアカウントをまとめることができます。

グループアカウントを登録すると、グループに所属するユーザーであればALogのWebコンソールにログインできるようになります。

../_images/LoginUserSetting05.png

項目

説明

ユーザーID

Active Directoryに登録されているグループアカウント(saMAccountName属性)を指定する

名前

グループの名前を指定する
Webコンソール上の表示名として使用されるため分かりやすい任意の名前を指定する

認証方式

グループによる認証を行う場合はLDAP設定が必須になる
LDAP設定登録」で登録したLDAP設定から選択する
登録するグループがLDAP設定の「検索範囲」に含まれているか確認すること

グループ認証

「認証方式」欄でLDAP設定を選択した場合に表示される
「グループ認証」にチェックを入れる

権限

グループに所属するユーザーに対しての権限を指定する

検索可能範囲

グループに所属するユーザーが[ログ検索]画面で検索できる範囲を指定する
ここで指定したクエリに合致する範囲内の検索が可能

5.13. 共通アカウント

共通アカウントの設定画面は、[管理]画面から[共通アカウント]を選択することで表示できます。

この画面では、ALog共通で使用するユーザーアカウントやパスワードの設定および変更ができます。

../_images/CommonAccountSetting.png

5.14. SMTP設定

SMTP設定の画面は、[管理]画面から[SMTP設定]を選択することで表示できます。
この画面では、システムログのメール通知やレポート作成時のメール通知で使用するSMTPサーバを指定することができます。
../_images/SMTPSetting.png

使用するSMTPサーバの指定で、設定する項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

SMTPサーバ

SMTPサーバ名を指定する

ポート番号

SMTPサーバに接続する際、使用するポート番号を指定する

暗号化方式

SMTPサーバの暗号化方式を指定する
「Plain」(暗号化しない)、「STARTTLS」、「SMTP over SSL」

SMTP認証

SMTP認証

SMTP認証を使用する場合、チェックを入れる

ユーザー

SMTP認証時のユーザー名を指定する

パスワード

SMTP認証時のパスワードを指定する

認証方式

SMTP認証時の認証方式を指定する
「Auto」(自動選択)、「PLAIN」、「DIGEST-MD5」、「CRAM-MD5」、「LOGIN」、「NTLM」、「GSSAPI」、「OAuth 2.0」

5.14.1. Microsoft Exchange OnlineのSMTPサーバを利用する

Microsoft Exchange Online でメールを送信する場合は、以下の2つを設定する必要があります。
    1. SMTP設定画面で認証方式を「OAuth 2.0」にする

    1. Microsoft Exchange OnlineのAPI利用を承認する(手順は後述)

ヒント

Microsoft Exchange OnlineのSMTPサーバを利用するためには、OAuth 2.0の認可フローに則ってMicrosoft Exchange OnlineのAPI利用をユーザーが承認する必要があります。

5.14.1.1. Microsoft Exchange OnlineのAPI利用を承認する手順

  1. ALogをインストールしたホストにて、管理者権限でコマンドプロンプトを起動する

  2. 以下のコマンドを実行し、ALogのプログラムインストール先フォルダーに移動する

例:「D:\ALog」がプログラムインストール先フォルダーの場合

>cd /d D:\ALog
  1. 以下のサブコマンドを実行する

    >alog_host.exe mseoauth -u <ALog WebコンソールのURL> -l <ALogユーザーID> -p <ALogユーザーパスワード>
    
    例:
    >alog_host.exe mseoauth -u "http://127.0.0.1:80" -l "admin" -p "alog"
    

    パラメータ

    説明

    -u, --baseurl

    ALog WebコンソールのURL

    -l, --loginid

    ALogユーザーのID
    ※管理設定更新・参照権限が必要

    -p, --password

    ALogユーザーのパスワード

    -t, --httptimeout

    ALog Webコンソールログインのタイムアウト秒数
    省略可能
    ※デフォルトでは3600秒
  2. サブコマンド実行により自動的にブラウザが起動するため、画面の指示に従って承認する

  3. 何も表示されない画面に遷移するため、URL欄を全てコピーする

../_images/oauth_authorization_01.PNG
  1. 手順3のコマンドプロンプトに戻り、URLをペーストして実行する

../_images/oauth_authorization_02.PNG

5.15. 設定のインポート/エクスポート

設定のインポート/エクスポートは、[管理]画面から[設定のインポート/エクスポート]を選択することで表示できます。
この画面では、各種設定値をエクスポート、インポートすることができます。

5.15.1. エクスポート

ALog内で設定した情報をエクスポートすることができます。

エクスポートしたい設定にチェックをつけ、[エクスポート]ボタンをクリックすると、XMLファイルが作成されます。

../_images/SettingInformationExport.png

項目

説明

レポート/アラート

レポート/アラート画面で作成した設定一覧が表示される 2

休日・祝日設定

休日・祝日設定画面で初期値から変更した祝日設定、新規作成した休日設定が一覧表示される

収集テンプレート

収集テンプレート設定一覧が表示される

2

「レポート/アラート」のエクスポートデータ内にはお気に入り設定は含まれません。

5.15.2. インポート

エクスポートしたXMLを使用して設定情報をインポートすることができます。

[参照]ボタンからインポートしたいXMLを指定します。 XMLを指定すると自動的に読み込まれ、ファイル内にエクスポートされていた設定が一覧表示されます。 その中からインポートしたい設定にチェックをつけて[インポート]ボタンをクリックします。

../_images/SettingInformationImport.png

注意

休日・祝日設定は、既に存在している設定とIDが重複している場合、上書きされます。

5.16. 詳細設定

詳細設定の画面は、[管理]画面から[詳細設定]を選択することで表示できます。この画面では、各種パラメータの詳細設定を行います。

注意

変更を誤った場合、ALogサービスが起動しない等の影響が出る可能性があります。 注意して変更してください。

5.16.1. Webコンソール設定

Webコンソールに関する設定を変更できます。

項目

説明

初期値

Webコンソール設定

WebコンソールにアクセスするためのURLを変更できる

http://*:<ポート番号>

5.16.2. タスク共通設定

すべてのタスクに関する設定値を変更できます。

項目

説明

初期値

ディスク空き容量監視(しきい値を下回ったときに通知)

「エージェントで実行されるタスク」以外のすべてのタスクで空き容量チェックに使用するしきい値
「警告のしきい値 (MB)」「エラーのしきい値 (MB)」
警告:10240
エラー:2048

ヒント

ALogは対象ホスト/ALogをインストールしたホスト共に、処理を行う各タイミングで使用するディスクに対して容量チェックを行いながら動作しています。 ディスクフルが発生しないよう、警告が発生した場合は早めに容量不足を解消してください。


5.17. プラグイン

プラグイン画面では外部から読み込んだユーザー独自のプラグインを管理できます。
この画面でプラグインを再読み込み処理することにより、サービスを起動したままでプラグインを差し替えることができます。

5.17.1. プラグインの再読み込み手順

  1. 事前にプラグイン画面でプラグインのバージョンを確認する

  2. 収集タスク、変換タスクが動作していないことを確認する、または無効化する

  • マッピング設定が必要なホストのログ収集タスク/ログ変換タスク実行中は再読み込みできません

  1. 下記のフォルダー配下にある既存のプラグインzipファイルを別フォルダーに移動する

  • アプリケーションデータ用フォルダー配下のプラグイン用フォルダー(例 X:\ALogData\plugin)

  1. 同じプラグインの差し替え版zipを手順3のフォルダーに配置する

  2. 「再読み込み」ボタンをクリックする。再読み込みできたか確認する

  • 再読み込みによりプラグインzipファイルの解凍と展開が行われる

  • 再読み込み実行後、完了のメッセージが出ることを確認

  • バージョンが更新されることを確認

  1. タスク設定を無効化していた場合は有効化する

ヒント

収集対象のファイルのマッピング設定やテンプレートの定義も更新されます。


5.18. ライセンス

ライセンスの画面は、[管理]画面から[ライセンス]を選択することで表示できます。
この画面では、ライセンスの登録/更新および契約情報の確認ができます。
../_images/LicenseConfirmation.png

大項目

項目

説明

ファイル選択エリア

ファイル選択エリアへドラック&ドロップか[ファイルを選択]から登録したいファイルを指定する

ライセンス状況

ライセンス登録後から表示される
ライセンスの状況や契約情報を確認することができる

ステータス

ライセンスが有効か無効かを表示する

メールアドレス

契約時に記載頂いた内容に基づき、情報が表示される
網屋より契約に関わるご案内の送付先メールアドレスとなる

ログデータ容量

契約しているログデータ容量が表示される

有効期限

ライセンスの有効期限が表示される

認証モード

現在の認証モードが表示される
ALogアクティベーションセンターにて初回アクティベーション時および日次でオンライン状況をチェックする

最新の契約情報を取得

オンラインモードの場合のみ表示される。最新の契約情報を取得しライセンス状況を更新する

クレデンシャル設定

ALog Cloudと連携するクレデンシャルファイルを登録すると表示される
詳しくは「ALog Cloud ユーザーガイド」を参照

ヒント

オンラインモードとなった後は、オフラインの状態でもオンラインモードを維持します。また、日次のオンライン状況チェックでオフライン判定となった場合は、初回のみシステムログへ通信エラーを出力します。

注意

オフラインモードとなった場合は、契約状況の変更がある都度、ライセンスの更新作業が必要になります。

5.18.1. ライセンス登録/更新

ライセンスには本契約ライセンスとトライアルライセンスがあり、登録手順は共通です。
ライセンス登録手順につきましては、「ライセンス登録をする」を参照してください。

ヒント

ライセンスの更新作業はオフラインモードでのみ必要となります。更新時の作業も「ライセンス登録をする」の手順と同様です。

5.19. 使用状況

使用状況の画面は、[管理]画面から[使用状況]を選択することで表示できます。
この画面では変換したログ量、変換したアクセスログ件数の情報を表示します。
../_images/StatisticsConfirmation.png
使用状況画面で、確認できる項目は以下のとおりです。

項目

説明

日別/月別切替

使用状況を日別表示にするか、月別表示にするか選択する

ホスト選択

全てのホストの合計で確認したい場合は「全てのホスト」、ホストごとに確認したい場合はそれぞれのホスト名を選択する

CSV出力

表示している情報をCSV出力する

月送り/年送り

日別表示の場合には月送り、月別表示の場合には年送りとして機能する

使用状況表示エリア

日別、もしくは月別で使用状況を表示する。変換したログ量の単位はGBとし、小数点第3位までの値で表示する。また、それらのイベントログを変換した結果のアクセスログ件数を表示する

5.20. ヘルプ

5.20.1. サポート情報を確認する

ヘルプ画面は、[管理]画面から[ヘルプ]を選択することで表示できます。
メニューバー右上の(?)マークをクリックすることでもヘルプ画面を表示できます。

この画面では、ALogのバージョンや、ALogシリーズサポートセンターの情報の確認、サポートデータの収集、ドキュメントへのリンクを確認できます。

../_images/Help.png

項目

説明

バージョン情報

インストールされているALogのバージョン情報が確認できる

ドキュメント情報

本ユーザーガイドへのリンク

サポート情報

サポートに関する情報
テクニカルサポートサイトからはサポートデータの送付が可能
「サポートデータの収集」ボタンからサポートデータが収集可能

5.20.2. サポートデータを作成する

「収集開始」をクリックするとサポートデータを収集することができます。

../_images/SupportDataCreate.png

ヒント

「対象ホスト上のサポートデータを収集」メニューはエージェント方式の対象ホストが1台以上登録されている場合に表示されます。
エージェント方式の対象ホストからサポートデータを収集する場合は、メニューを開いて、該当するホスト名にチェックをつけます。「収集開始」をクリックした時点で対象ホスト側からデータを収集し、全体で1つのサポートデータを作成します。

5.21. タスクのスケジュール設定

ALogは複数のタスクをスケジュール設定によって動作させています。
タスクのスケジュール設定は各タスクの関連画面から行いますが、使い方は共通です。
../_images/TaskScheduleSetting1.png

タスクの設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

有効/無効

「有効」にした場合、設定したスケジュールに合わせてタスクを動作させる
「無効」にした場合、設定したスケジュールに関わらず動作しない

タスクスケジュール

追加

[追加]ボタンを押すと、「タスクスケジュール」の選択肢が追加される

プルダウン

追加されたスケジュール設定をプルダウンで選択しながら細かなスケジュールを設定する

削除

不要なスケジュール設定をプルダウンで選択して[削除]ボタンをクリックすると削除する

スケジュールタイプ

タスクスケジュール1つごとにスケジュールタイプを設定する
[繰り返し/日単位/週単位/月単位/1回のみ]から選択できる
選択するスケジュールタイプにより、開始時間、間隔、停止時刻等の設定可能項目が変わる
表 5.7 設定例

No.

要望

スケジュール設定方法

1

1時間ごとに繰り返しタスク実行したい

スケジュールタイプは「繰り返し」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」に設定する

2

1日1回のみタスク実行したい

スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1日1回」に設定する

3

毎時0~14分はタスク実行を避け、残りの45分間10分おきにタスク実行したい

スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:15」、間隔を「10分」に設定する
この場合15分、25分、35分、45分、55分の5回が実行され、05分は実行されない

4

30分ごとに繰り返しタスク実行したいが、毎日夜間の3:00~4:00はバックアップ時刻のためタスクを実行させたくない

スケジュール設定を2つ作成する
<1つ目の設定>
スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「30分」、停止時刻を「3:00」に設定する
<2つ目の設定>
スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「4:00」、間隔を「30分」に設定する

5

月~土曜日は1時間ごとに繰り返しタスク実行したいが、日曜日はサーバメンテナンスのため2:00~3:00までタスクを実行させたくない

スケジュール設定を3つ作成する
<1つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」、タスクスケジュール(週単位)を「月~土」に設定する
<2つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」、停止時刻を「2:00」、タスクスケジュール(週単位)を「日」のみに設定する
<3つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「3:00」、間隔を「1時間」、タスクスケジュール(週単位)を「日」のみに設定する

 <上記例5の解説>

../_images/TaskScheduleExample.png

ヒント

「日単位 + 分間隔」を指定した場合、開始時刻をずらして分間隔の設定をすると、分の値が0から開始時刻の1分前の分の値まで毎時実行されません。
 例:0:30開始で30分間隔と設定した場合
  1. 「0:30、1:30、2:30、・・・23:30」に実行される

  2. 「0:30、1:00、1:30、2:00・・・」とはならない点に注意が必要

2.のように実行したい場合、0:00開始の30分間隔指定が必要であり、0:00開始を避けたい場合は「1日1回 開始時刻0:30」と「1:00時開始 30分間隔」の2つの設定を組み合わせる必要があります。

5.21.1. 「停止時刻」の解説

停止時刻は、スケジュールタイプで「日単位/週単位/月単位」を選択し、間隔を「時間/分」と選択した場合に設定できます。
タスクを起動したくない時間がある場合に指定します。
日単位で動作するため、指定した時刻を迎えると、その日はその時刻以降のタスクを起動しません。
同日に再開させたい場合は別の「タスクスケジュール」を追加し、開始時刻を適切に設定してください。
「停止時刻」は起動させない時間の指定であり、実行中のタスクを強制的に停止させません。
そのため、停止時刻以降もタスクが実行中の可能性がありますので、タスクの終了する時刻を考慮して設定してください。
同一時刻にタスクの起動と停止が被っている場合、停止が有効になります。

注意

「インポートタスクとメンテナンスタスク」の組み合わせにおいて、同時実行できないタイミングがあります。 この場合、先に実行された処理が優先されます。 スキップされた処理は次回のタスク実行時に行われます。


5.22. バージョンアップ

バージョンアップは各タスクが実行中でないタイミングで実施してください。

5.22.1. ALogのバージョンアップ

ALogのバージョンアップ手順を説明します。
バージョンアップを実行する際は、管理者権限を持っているアカウントでALogをインストールしたホストにログオンしてください。

  1. ALogのセットアッププログラムを実行すると言語選択画面が表示されるので、現在使用している言語を選択し、[OK]をクリックする

    ※現在使用している言語と異なる言語を選択した場合は、選択した言語で上書きされる

../_images/ALogVersionUp01.png
  1. セットアップウィザード開始画面が表示される。[次へ]をクリックする

../_images/ALogVersionUp02.png
  1. サービス利用約款が表示される。内容を確認し、[同意する]を選択して[次へ]をクリックする

../_images/ALogVersionUp03.png
  1. 既にインストールされているプログラムのインストール先フォルダーが表示されるため確認し、[インストール]をクリックしてインストールを実行する

../_images/ALogVersionUp04.png
  1. インストールが完了したら[完了]をクリックしてセットアップウィザードを終了する

../_images/ALogVersionUp05.png
  1. デスクトップ上のショートカットアイコンをクリックするか、Webブラウザを起動して以下のURLを入力し、Webコンソールにアクセスしてログイン出来ることを確認する

    http://<マネージャーサーバのコンピューター名またはIPアドレス>:<指定したポート番号>/Login
    
../_images/ALogVersionUp06.png

5.22.2. 対象ホスト側のバージョンアップ(エージェント方式のみ)

対象ホスト側のバージョンアップ手順を説明します。
本手順は対象ホストをエージェント方式で登録している場合のみ実施してください。

注意

バージョンアップの際、収集タスクが実行されているとタスクを停止してバージョンアップを行います。

  1. Webコンソールの[管理]をクリックし、ページ左側のメニューの[対象ホスト]をクリックする

  2. 対象ホスト画面の上部にアップデートを促すメッセージが表示されているかを確認する

エージェントモジュールが古い対象ホストが存在する場合、対象ホスト画面上部にメッセージが表示される
../_images/TargetHostAgentVersionUp01.png
  1. メッセージが表示されている場合、対象ホストの一覧からアップデートが必要な対象ホストを確認し、チェックをつける

[バージョン]欄に赤字で"(not latest)"と表示されている対象ホストがアップデート対象

../_images/TargetHostAgentVersionUp02.png

ヒント

エージェントレスの対象ホストにチェックをつけても、アップデート処理ではアップデート不要の対象ホストを無視して実行するため問題ありません。
  1. [エージェントのアップデート]ボタンをクリックする

  2. 確認画面が表示されるので、[OK]をクリックする

  3. アップデートが完了すると「更新しました」と表示されるので確認する

正常にアップデートできると[バージョン]欄の"(not latest)"表示が消える

../_images/TargetHostAgentVersionUp03.png