デバイスの採用
概要
ここでは、UniFiデバイスをUniFiネットワークコントローラに採用する方法について説明します。
UniFiデバイスは、コントローラと同じネットワークに接続されている場合 (ローカルでの採用)、または、コントローラでリモートアクセスが有効になっている場合はリモートからでも採用できます。
採用対象のデバイスに電源を入れ、コントローラと同じネットワークに接続し、LEDが白色に点灯すれば採用できる状態です。
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ご注意:
- デバイスが以前別のUniFiネットワークコントローラに採用されていた場合は、デバイスのリセットボタンを約10秒間長押しし、工場出荷時のデフォルト状態にします。
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USGを採用するプロセスは、採用前に初期設定が必要になる場合があるという点で、UniFiアクセスポイント (UAP) やUniFiスイッチ (USW) とは異なります。
詳しくは既存ネットワークへのUSGの採用をご確認ください。
初めてのデバイスの採用
- 作業用のPCがコントローラがホストされているマシン (Cloud Key等) と同じレイヤー2ネットワーク上にあることを確認します。
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Webブラウザ (Google Chromeを推奨) を起動し、コントローラのIPアドレスを入力します。
Enter (Windows) または Return (Mac) キーを押します。 - システムの自己証明書に関してブラウザ上にエラーが表示されますが、[< ローカルホストのIPアドレス > にアクセスする (安全ではありません)]をクリックして続行します。
- コントローラにログインし、[デバイス]メニューに移動します。
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未採用のデバイスは[追加保留中 (Pending Adoption)]ステータスで表示され、マウスをホバーすると[追加]オプションが表示されます。
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目的のデバイスをクリックしてプロパティを表示し、[追加]をクリックします。
なお、利用可能な新しいファームウェアバージョンがある場合、アップグレードアクションが表示されます。 -
デバイスのステータスが[追加保留中]から[プロビジョニング]に変わります。
ご注意:デバイスのステータスが[プロビジョニング] > [切断] > [プロビジョニング]とループする場合は、UniFi Network Controllerをホストしているマシンのファイアウォールの問題である可能性があります。
着信トラフィック用にポート:8080が開いている必要がありますので、そのポートを開放してください。
参考までに、以下の記事も併せて確認してください。 -
[プロビジョニング]から[接続済み]に変わります。
この際、STUNサーバに接続できない旨の警告が出る場合、必要なポート:3478が阻害されていない限りはしばらく待つと警告は消えます。 -
追加したいデバイスのステータスが[接続済み]であることを確認します。
他のコントローラで管理されているデバイスの採用
ステータスが[他のコントローラによって管理されています (Managed by Other)]となっているデバイスを採用する方法について解説します。
現在そのデバイスを管理しているUniFi Network Controllerにおける、デバイス認証用の[ユーザー名]と[パスワード]が必要であることに留意してください。
これが不明な場合や、そのコントローラにアクセスできない場合、後述の[デバイスの工場出荷戻し]のシナリオを参照してください。
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採用対象のデバイスが紐づけられている既存のコントローラにログインし、[設定] > [サイト] > [デバイス認証]に進み、[SSH認証を有効化]し[ユーザー名]と[パスワード]を確認 (または設定) します。
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新しいコントローラの[デバイス]メニューに戻り、採用対象デバイスのプロパティを開きます。
[追加] > [高度な追加]から、[ユーザー名]と[パスワード]を入力し ([ポート]は空のまま)、[通知URL]にhttp://<controller_ip>:8080/inform
のフォーマットで入力し、最後に[追加]ボタンを押します。
しばらくすると、新しいコントローラの設定がデバイスにプロビジョニングされます。
デバイスの工場出荷戻し
デバイス認証のユーザー名やパスワードが不明な場合、デバイスを工場出荷時設定に物理的にリセットします。
すべてのUniFiデバイスには、背面にある小さなリセットホールにクリップなどピン状の突起物を挿し込むことでリセットが可能です。
- リセットホールにクリップを挿し込み、奥にあるリセットボタンを10秒間押し続けます。
- リセットボタンを離します。この際、LEDが消灯しますが、デバイスを電源から切断せずにお待ちください。
- デバイスは工場出荷時の設定に戻ります。白色LEDが再び表示されて安定したら、通常の採用プロセスを開始できます。