1. はじめに

1.1. 本書について

本書は、連携する各システムとネットワークシステムの基本的な知識をもつシステム管理者を対象に、ALog Cloud Forwarderの概要および操作手順を記載した文書です。

  • 本書で指定している箇所以外でソフトウェアに改変を加えた場合は、サポート対象外となります。

  • 本書の一部または全部を無断転載することを禁止します。

  • 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更する場合があります。

  • 本書では正確な情報を記載するよう努めておりますが、誤植や作成上の誤記がないことを保証するものではありません。

ALog Cloud Forwarderは、ALog Cloudの機能の一部であり、企業のネットワーク内におけるログを収集し、ALog Cloudへログを転送する製品です。 監査対象のシステムの仕様に関する質問や、ログを出力するために利用している監査機能およびその設定方法については、メーカー各社またはご購入いただいた販売代理店にお問い合わせください。

1.1.1. 取り扱うシステムについて

Forwarderの取り扱うシステムは下記のとおりです。

対象システム

Windows

システム(OSやミドルウェア)、ネットワーク機器など

1.1.2. 製品情報およびALogシリーズ サポートセンターについて

1.1.2.1. ALogシリーズ WEBサイト

https://www.amiya.co.jp/solutions/alog/

製品に関する様々な情報が参照できます。

1.1.2.2. ALogシリーズ サポートセンター

https://support.alog.app/

リリースや障害情報を参照できるWebサイトです。サービスを利用する上で知っておきたい基本的な操作方法なども参照できます。

1.1.3. 表記について

本書ではバックスラッシュが円記号(\)として表示されますので予めご了承ください。
また、設定や利用上の注意事項や参考情報などを以下のとおり記載します。

注意

利用上または設定上の注意事項を記載します。

ヒント

参考情報や推奨事項などを記載します。

1.1.4. 用語について

本書やALog製品内でよく利用される用語を以下に解説します。

用語

説明

生ログ

OSやアプリケーションが出力するログです。
本書ではイベントログ/監査ログ等の総称表現として使用します。本書では単にログと記載されることもあります。

イベントログ

対象サーバのOSが出力するログです。
本書ではイベントログ/監査ログ等の総称表現として使用します。本書では単にログと記載されることもあります。

監査ログ

イベントログと同様にOSの稼働状況、ログオンやファイルアクセスの結果、アプリケーションのエラーなど様々な情報が記録されます。

アクセスログ

イベントログを変換処理し、実際にユーザーが実行した操作の履歴が分かるように整形したログを指します。

ユーザー

クライアントPCの利用者を指します。

監査設定

対象ホストに対して生ログ(イベントログ/監査ログ)を出力させるための各種設定を指します。

監査ポリシー

ユーザーのログインやファイル操作などの行為をイベントログに出力するためのOSの設定です。

Webコンソール

Forwarderのシステム管理などを行うためのWebインターフェースです。

マッピング

入力ファイル(対象ホストから収集したログ)の内容から、出力ファイル(アクセスログ)の内容をどう作り出すかを設定する事を指します。
ユーザーがこの設定を行う事で、自在に出力ファイルの構成ができます。

対象ホスト

監査対象のシステムを対象ホストと呼びます。

クレデンシャルファイル

ALog Cloudと連携する際に利用する証明書の事を指します。
ALog Cloudから発行することが可能です。

1.1.5. 商標について

Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
ALogをはじめ、ALogに関連するサービス名、製品名およびロゴ等は株式会社網屋の商標、または登録商標です。
その他の会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。