5. ALogを管理する

5.1. 管理画面とは

「管理」画面は、メニューバーの[管理]をクリックすることで表示されます。 ALogの運用、メンテナンスなど、さまざまな管理を行うことができます。

../_images/Management.png
表 5.1 管理画面のメニュー一覧

大項目

項目

説明

ステータス

ステータス

ALogの各種ステータスを表示する

統計情報

収集したログ量と変換したログ量、変換結果のアクセスログ件数の統計情報を表示する

システムログ

ユーザー操作ログ

ALogユーザーの操作ログの確認、保存などを行うことができる

システムログ

ALogのシステムログの確認、保存などを行うことができる

設定

対象サーバ

対象サーバの追加、削除、編集、収集タスクの設定などを行うことができる

変換設定

イベントログをアクセスログに変換する際の設定などを行うことができる

出力設定

アクセスログやイベントログのバックアップ設定を行うことができる

AD連携

AD情報を取得するため、ドメイン設定を行うことができる。またグループ設定も可能

データベース

過去ログインポートやデータベースのメンテナンスなど、データベースに関連する設定を行うことができる

レポート

各種レポートの設定を行うことができる

リスクスコアリング

リスクスコアリングの学習に関する設定を行うことができる

WorkTime

WorkTimeの管理設定を行うことができる

休日・祝日設定

休日・祝日を確認、追加することができる

ログインアカウント

Webコンソールのログインアカウントの設定を行うことができる

共通アカウント

ALogの共通アカウントの設定を行うことができる

SMTP設定

メール送信時のSMTP設定を行うことができる

設定のインポート/エクスポート

レポート設定、EVAテンプレートのエクスポート、インポートを行うことができる

詳細設定

サービスやタスクに関わる詳細な設定を行うことができる

ALog Cloud連携

ALog(クラウド版)へのアクセスログを連携するための設定を行うことができる

プラグイン

ALog EVAのプラグインを使用している場合に、管理、更新を行うことができる

ヘルプ

ALog ConVerterのバージョン情報や、サポートデータの収集を行うことができる

ライセンス

ライセンスの確認、登録を行うことができる


5.2. ステータス

ステータスの画面は、[管理]画面から[ステータス]を選択することで表示できます。
この画面では、各タスクやシステムアラートの状態を確認したり、タスクスケジューラーの開始停止をしたりすることができます。
「対象サーバ」「マネージャーサーバ」「ALogタスクスケジューラー」「システムアラート」という4つのまとまりがありますが、それぞれは必要に応じて開閉できます。
../_images/StatusConfirmation.png

【対象サーバ欄】

登録済みの対象サーバ一覧が表示されます。
各サーバの状態や前回の収集タスクの実行結果が一覧で確認できますので、運用時はこの画面を活用してください。
上部の[タスクの操作]ボタンからは、収集タスクを「手動実行/停止」させることができます。

[フィルター]機能によりサーバを絞り込むこともできます。
../_images/StatusFilter01.png

【マネージャーサーバ欄】

ログ変換タスクをはじめとした、マネージャーサーバ内で動作する各タスクの状態や、前回の実行結果を示します。
運用時はこの画面を活用してください。
右側の[タスクの操作]ボタンからは、各タスクの「手動実行/停止」と、タスクの「有効化/無効化」が出来ます。
タスクを無効に切り替えた場合、自動では有効には切り替わりません。逆も同様です。切り替え時はこの点に注意してください。

【ALogタスクスケジューラー欄】

ALog独自のタスクスケジューラー機能全体を「開始/停止」させることができます。
Webコンソール上にあるボタンのほか、コマンドからの指示も可能です。
エージェントが実行するタスクはこのボタン/コマンドによる管理の対象外です。
OS再起動後やサービス再起動後は「開始」状態となります。

Webコンソールから停止する場合

実行中のタスクも停止する場合は、確認ダイアログで「実行中のタスクを停止する」にチェックをつけます。

コマンドから停止する場合

コマンド実行で停止する場合は、実行中のタスクは強制的にすべて停止します。

ヒント

ALogタスクスケジューラーのコマンドは以下のとおりです。
プログラムインストール先フォルダーに移動してから実行してください。
ace_host.exe schedule --mode {start|stop} --baseurl <baseurl> --loginid <Webコンソールユーザー名> --password <Webコンソールパスワード> [--timeout <設定タイムアウト秒>]

コマンド実行で停止を行った場合、すべてのタスクを停止し終了したことを確認して戻り値を返します。

【システムアラート欄】

未確認の「エラー」および「警告」の情報を表示します。
[確認済みにする]ボタンをクリックすると確認済みとなり、システムアラート一覧からクリアされ、ホーム画面の[未確認のシステムアラート]も0件になります。

5.2.1. 各タスクの役割とは

ALogは、役割の異なる複数のタスクを組み合わせることで柔軟に動作するようになっています。 各タスクの役割については以下のとおりです。それぞれのタスクのスケジュール設定は各設定画面にあります。

タスクそれぞれにスケジュールが設定でき、通常はスケジュール通りにタスクが動作するため、簡単に運用することができます。

表 5.2 各タスクの役割

No.

タスクの種類

説明

1

ログ収集タスク

登録した対象サーバからイベントログを収集する処理を行う

2

ログ変換タスク

収集したイベントログをアクセスログに変換する処理を行う
出力設定画面で設定したバックアップ処理もこのタスクで行う

3

インポートタスク

ログ変換タスク動作後、作成されたアクセスログを検索用データベースへインポートする処理を行う。インポート後、レポートで「アラート」にチェックを入れた設定に対してヒットするログがあるか確認し、ヒットがあればアラートを発行する

4

レポートタスク

レポートで「レポート」にチェックを入れた設定に対してヒットするログがあるか確認し、日次/週次/月次のレポートデータを作成する

5

AD情報取得タスク

AD連携画面で登録したドメインからAD情報を取得する

6

メンテナンスタスク

検索用データベースのメンテナンス処理を行う。レポートでファイル出力を行っていた場合の保存期間経過後のファイル削除や、内部的に使用しているファイルやフォルダー等のメンテナンスも行っているため、検索用データベースを使用しない場合もタスクは有効にする

7

WorkTimeタスク

(WorkTimeライセンス適用時に表示)
WorkTime設定完了時に有効化する。タスク実行時に勤怠データを作成する。詳しくは、「WokrTime ユーザーズガイド」を参照

8

リスク学習タスク

リスクスコアリング機能で使用するタスク。詳しくは、「リスクスコアリング ユーザーズガイド」を参照


5.3. 統計情報

統計情報の画面は、[管理]画面から[統計情報]を選択することで表示できます。
この画面では、収集し変換を行った記録から、収集したログ量と変換したログ量、変換したアクセスログ件数の統計情報を表示します。
../_images/StatisticsConfirmation.png
統計情報画面で、確認できる項目は以下のとおりです。

項目

説明

日別/月別切替

統計情報を日別表示にするか、月別表示にするか選択する

サーバ種別

統計情報を全てのサーバ種別の合計で確認したい場合は「全てのサーバ種別」、サーバ種別ごとに確認したい場合は「Windows」「NetApp」…等のサーバ種別名を選択する

サーバ選択

統計情報を全てのサーバの合計で確認したい場合は「全てのサーバ」、サーバごとに確認したい場合はそれぞれのサーバ名を選択する

CSV出力

表示している統計情報をCSV出力する

月送り/年送り

日別表示の場合には月送り、月別表示の場合には年送りとして機能する

統計情報表示エリア

日別、もしくは月別で統計情報を表示する。収集したログ量や変換したログ量の単位はGBとし、小数点第3位までの値で表示する。また、それらのイベントログを変換した結果のアクセスログ件数を表示する

ヒント

収集ログ量よりも変換ログ量が多くなることが有り得ます。 これは、収集ログ量は「0.000」と表示されているケースでも実際に変換対象となるレコードが存在した場合に、発生します。


5.4. システムログ

ALog自体のシステムログには「ユーザー操作ログ」と「システムログ」の2つがあります。
画面は2つありますが、ほとんど同じ操作が可能です。
「ユーザー操作ログ」では、ALogのWebコンソールにログインしたユーザーの操作履歴がわかります。
「システムログ」では、ALogのサービスが実行した各タスクの履歴がわかります。

ユーザー操作ログ

システムログ

../_images/UserOperationLogConfirmation.png ../_images/SystemLogConfirmation.png

画面

ログの消去

ログの保存

メール通知設定

フィルター

ユーザー操作ログ

×

システムログ

5.4.1. システムログを消去、保存する

「ログの消去」ボタンをクリックすると、ログが削除できます。

「ログの保存」ボタンをクリックすると、ログがCSV形式で保存できます。

5.4.2. メール通知設定

システムログをメール通知するための設定を行うことができます。

メール通知設定をしておくと、ALogでエラーなどが発生した場合に、指定した送信先のメールアドレスにメールで通知します。
送信先や条件を変えて複数のメール設定を作成できます。
メール通知設定をする場合は、SMTP設定 も行ってください。
../_images/SystemLogMailNotificationSetting.png

項目

説明

選択

編集するメール通知設定をプルダウンで選択する
「新規作成」…追加のメール設定を作成する
「削除」 …選択したメール通知設定を削除する

メール通知

メール通知の有効、無効を指定する

件名

通知するメールのタイトルを指定する

送信元アドレス

通知するメールの送信元メールアドレスを指定する

送信先アドレス

通知するメールの送信先メールアドレスを指定する
複数の送信先を指定する場合は、改行で区切って指定する

イベントレベル

通知するログのレベルを指定する
情報、エラー、警告が選択可能で複数選択することもできる

サーバ

通知対象とするサーバを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

ID

通知対象とするIDを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能
IDの前にハイフン(-)を指定すると除外指定できる

5.4.3. フィルター設定

知りたい情報が明確な場合、日付やID、ユーザーやサーバ名からログをフィルターすることができます。
2つの画面では「ユーザー」でのフィルターか、「サーバ」でのフィルターかの違いがあります。

ユーザー操作ログ

システムログ

../_images/UserOperationLogFilterSetting.png ../_images/SystemLogFilterSetting.png

項目

説明

日付

日付を指定する

イベントレベル

表示するログのレベルを指定する
情報、警告、エラーが選択可能で複数選択することもできる

ユーザー

ユーザー操作ログを表示するユーザー名を指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

サーバ

システムログを表示するサーバ名を指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

ID

ユーザー操作ログを表示するIDを指定する
カンマ(,)による複数指定が可能

5.5. 対象サーバ

対象サーバの設定画面は、[管理]画面から[対象サーバ]を選択することで表示できます。

この画面では、対象サーバの追加、削除、収集タスクの設定などができます。

../_images/TargetServerSetting.png
対象サーバの設定画面で、使用する設定項目等は以下のとおりです。

項目

説明

追加

対象サーバの追加を行う。詳細は「製品毎の対象サーバ追加手順」 を参照

削除

対象サーバの削除については、「対象サーバ一覧」で選択している対象サーバが対象になる

エージェントのアップデート

対象サーバに設置されたエージェントモジュールのアップデートを行うことができる。詳しくは「対象サーバ側のバージョンアップ(エージェント方式のみ)」を参照

収集タスクの設定

「対象サーバ一覧」で選択している対象サーバの収集タスクの有効/無効を一括で切り替えることができる

対象サーバ一覧

対象サーバの設定を一覧で表示する。サーバ欄に表示されているサーバ名をクリックする事で対象サーバの編集を行うことができる


5.6. 変換設定

変換設定の画面は、[管理]画面から[変換設定]を選択することで表示できます。

イベントログからアクセスログに変換するログ変換タスクに関して、スケジュールやフィルターなどを設定することができます。

../_images/ConversionSetting.png
変換設定の画面で、使用する設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

タスク設定

アクセスログの変換スケジュールを設定する
設定方法は「タスクのスケジュール設定」を参照

フィルター設定

条件

フィルターの設定を「対象」として動作させるか、「除外」として動作させるかを選択することができる

ユーザー

アクセスログを変換する際、ユーザー名でフィルターすることができる

サーバ

アクセスログを変換する際、サーバ名でフィルターすることができる

対象

アクセスログを変換する際、対象(監査の対象となるファイルやフォルダー)でフィルターすることができる

操作

アクセスログを変換する際、操作でフィルターすることができる

詳細

アクセスログを変換する際、詳細に記載される項目でフィルターを設定することができる

置換設定

ユーザー

アクセスログを変換する際、特定のユーザー名を任意の文字列に変換することができる

サーバ

アクセスログを変換する際、特定のサーバ名を任意の文字列に変換することができる

対象

アクセスログを変換する際、特定の対象(監査の対象となるファイルやフォルダー)を任意の文字列に変換することができる

ヒント

フィルター設定と置換設定については以下のように動作します。

  • 各項目間はOR条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

  • 大文字と小文字を区別しない

5.7. 出力設定

出力設定の画面は、[管理]画面から[出力設定]を選択することで表示できます。
この画面では、アクセスログ/イベントログのバックアップの設定をすることができます。
初期画面はアクセスログバックアップの設定画面です。
アクセスログバックアップ画面で[イベントログバックアップ]ボタンをクリックすると、イベントログバックアップの設定画面に切り替わります。

アクセスログバックアップ

イベントログバックアップ

../_images/outputaccess.png ../_images/outputevent.png

5.7.1. アクセスログバックアップ設定

アクセスログのバックアップ設定では、バックアップの有無、出力先フォルダーなどを設定することができます。

ヒント

ALogは以下の運用を基本としています。
 1.長期保管用にアクセスログのファイルを出力 (CSVまたはZIP)
 2.データベースには直近のデータをインポートする
 3.データベースは短い保管期間でローテ―ト削除する
データベースから削除した期間について再度検索する場合は、「アクセスログバックアップ」設定で出力したデータを「過去ログインポート」します。
そのため「アクセスログバックアップ」の設定はデータベースの保存期間より長く設定してください。
アクセスログバックアップのデータがない状態でデータベースへのインポートはできません。

../_images/AccessLogBackupSetting.png
表 5.3 アクセスログバックアップ設定項目

大項目

項目

説明

ファイル出力

バックアップの有効、無効を指定する

名称

設定の名称を指定する

出力先フォルダー

バックアップの出力先フォルダーを指定する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、指定する

アカウント

「ネットワーク上の共有フォルダーに出力する」を選択した場合のみ、アカウントを設定する

年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する

バックアップを年月別のサブフォルダーに出力する場合、指定する

ファイル名

ファイル名を指定する

出力対象サーバ

出力の対象とするサーバ名を指定する

出力形式

バックアップの出力形式を指定する
 CSV形式(.csv) ZIP形式(.zip) 暗号化(.apf)

文字コード

文字コードを指定する。.NET Frameworkで使用できる文字コードであれば指定可能

ヘッダー

出力ファイルにヘッダーを付与するかどうかを指定する

自動削除

バックアップの自動削除までの期間を指定する

フィルター設定

条件

フィルターの設定を「対象」として動作させるか、「除外」として動作させるかを選択できる

ユーザー

バックアップする際、ユーザー名でフィルターできる

サーバ

バックアップする際、サーバ名でフィルターできる

対象

バックアップする際、対象(監査の対象となるファイルやフォルダー)でフィルターできる

操作

バックアップする際、操作でフィルターできる

詳細

バックアップする際、詳細に記載される項目でフィルターできる

置換設定

ユーザー

バックアップする際、特定のユーザー名を任意の文字列に変換できる

サーバ

バックアップする際、特定のサーバ名を任意の文字列に変換できる

対象

バックアップする際、特定の対象(監査の対象となるファイルやフォルダー)を任意の文字列に変換できる

ヒント

フィルター設定と置換設定については以下のように動作します。

  • 各項目間はOR条件となる

  • UIに表示されている項目順に条件のマッチングを実施する

注意

複数の出力設定をする場合は、「出力先フォルダー」がすべて別のフォルダーになるよう、指定してください。

注意

「ファイル名」の項目で「任意指定」を選択した場合は、「出力形式」で指定したファイル形式の拡張子を含めて、ファイル名を指定してください。 ファイル名には以下の書式を使用することが出来ます。

  例 <server>:対象サーバ名、<yyyy-MM-dd>:日付

なお、サーバ名の指定でサーバ単位、MMまでの指定で月単位、ddまでの指定で日単位でファイル出力されます。

5.7.2. イベントログバックアップ設定

イベントログのバックアップ設定では、バックアップの有無、出力先フォルダーなどを設定することができます。

../_images/EventLogBackupSetting02.png
表 5.4 イベントログバックアップ設定項目

項目

説明

ファイル出力

バックアップの有効、無効を指定する

名称

設定の名称を指定する

出力先フォルダー

バックアップの出力先フォルダーを指定する

 ネットワーク上の共有フォルダーに出力する

ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、指定する

 年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する

バックアップを年月別のサブフォルダーに出力する場合、指定する

ファイル名

ファイル名を指定する

暗号化ZIPファイルとして出力

バックアップを暗号化ZIPファイルとして出力する場合、有効化し、パスワードを設定する

出力対象サーバ

出力の対象となるサーバ名を指定する

自動削除

バックアップの自動削除までの期間を指定する

注意

複数の出力設定をする場合は、「出力先フォルダー」がすべて別のフォルダーになるよう、指定してください。

注意

「ファイル名」の項目で「任意指定」を選択した場合は、拡張子を”除いた”ファイル名を指定してください。(拡張子を指定することはできません) ファイル名には以下の書式を使用することが出来ます。

  例 <server>:対象サーバ名、<yyyy-MM-dd>:日付

注意

暗号化ZIPファイルとして出力する場合、パスワードは1文字-32文字の半角英数記号で指定してください。
設定したパスワードを忘れないようにしてください。暗号化ZIPファイルの状態では、ALogで再変換することはできません。

5.9. データベース

データベースの設定画面は、[管理]画面から[データベース]を選択することで表示できます。 この画面では、過去のログのインポートや、データベース内のデータの削除設定などができます。

../_images/DatabaseSetting.png

項目

説明

データベースの使用状況

データベースの使用状況を表示する

アクセスログのインポート

アクセスログをデータベースにインポートするかを選択する

過去ログインポート

過去のアクセスログをデータベースにインポートする

自動メンテナンス

データベースの自動メンテナンス設定を行う

手動メンテナンス

設定に合わせてアクセスログを削除する

注意

一度、削除してしまったデータは元に戻りません。

5.9.1. 過去ログインポート

バックアップとして保管されている過去のアクセスログをALogのデータベースにインポートするための機能です。

  1. インポートしたいデータを[参照]ボタンから選択し、[OK]をクリックする

インポートするデータはフォルダー/ファイルどちらも複数選択可

../_images/PastLogImport01.png
  1. 選択されたフォルダー/ファイルが正しいかを確認し、[OK]をクリックする

../_images/PastLogImport02.png
  1. 過去ログインポート画面では、インポートモードや削除設定を確認し、[インポート実行]をクリックする

../_images/PastLogImport03.png

項目

説明

高速インポートモード

ログのインポート処理時に行っている「インデックス構築」をすべてのファイルのインポート後、最後に一括で行うことで高速化するモード

インポートしたファイルを削除する

インポート後、インポートしたファイルを削除する場合はチェックを入れる

注意

「インポートしたファイルを削除する」にチェックをつけた場合はデータが削除されます。 削除されたファイルは復元できません。 チェックをつける場合は、アクセスログの原本が別にあることを確認してください。

注意

「高速インポートモード」にチェックをつけても高速化できない場合があります。 データベース再構築のように1からインポートする場合には高速化するため、本機能の利用を推奨します。

注意

「過去ログインポートとインポートタスク」、「過去ログインポートとメンテナンスタスク」の組み合わせにおいて、同時実行はできません。 過去ログインポートが長時間に及ぶ場合、インポートタスクやメンテナンスタスクのスケジュールは一時的に「無効化」しておくことを推奨します。 「無効化」設定はステータス画面から実施できます。

5.9.2. 自動メンテナンス

データベースの自動メンテナンスの設定を行います。

../_images/AutomaticMaintenanceSetting.png

自動メンテナンス設定の設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

自動削除

アクセスログ

アクセスログを自動削除するまでの期間を指定する

レポートデータ

レポートデータを自動削除するまでの期間を指定する

システムログ

システムログを自動削除するまでの期間を指定する

WorkTime

(WorkTimeライセンス適用時に表示)
WorkTime用DBのデータ保持期間を指定する。詳しくは「勤怠データの保持期間の設定」を参照

リスクスコアリング

リスクスコアリング用DBのデータ保持期間を指定する
リスクスコアリング機能を使用する場合に設定する。詳しくは「リスクスコアリング結果の保持期間」を参照

メンテナンスタスク

有効/無効

メンテナンスタスクの有効、無効を指定する

スケジュール

メンテナンスタスクのスケジュールを指定する

ヒント

自動メンテナンスの実施により、アプリケーションフォルダー内の一定期間経過して不要になったデータも削除しています。 基本的に「有効」にして運用してください。

5.9.3. 手動メンテナンス

アクセスログデータを指定の条件で削除したり、データベース自体を初期化することができます。 希望する削除方法を選択し[実行]をクリックすることで、データベースから削除されます。

../_images/manualMaintenance.png

項目

説明

全てのアクセスログデータを削除

すべての期間のアクセスログデータを削除する

以下の範囲のアクセスログデータを削除

「サーバ指定 + 期間指定」…特定のサーバの特定の期間のアクセスログデータを削除する
「期間指定のみ」…すべてのサーバにおいて指定した期間のアクセスログデータを削除する

データベース初期化

データベースを初期化する
データベース内のすべてのデータ(アクセスログデータ、レポート結果等)がクリアされる

ヒント

「データベース初期化」後に過去のログを復元したい場合は、初期化後、「過去ログインポート」よりバックアップされているアクセスログのインポートを行ってください。
アクセスログのバックアップ先は出力設定画面から確認できます。
「インポートしたファイルを削除する」にチェックを入れる際は、アクセスログの原本が別にあることを確認してください。

5.10. レポート

レポート設定の画面は、[管理]画面から[レポート]を選択することで表示できます。

この画面では、レポートの共通設定ができます。
共通設定で設定した内容は、レポート/アラート画面でレポート設定を作成する際の[ファイル出力]-[出力先]の共通設定に反映されます。
../_images/reportsetting.png

項目

説明

出力先フォルダー

レポートファイル(CSV/PDF)の保存先フォルダーを指定する
ネットワーク上の共有フォルダーに出力する場合、「ネットワーク上の共有フォルダーに出力する」にチェックを入れてアカウント情報を設定する
レポートを年月別に出力する場合、「年月別(YYYYMM)のサブフォルダーに出力する」にチェックを入れる

ファイル自動削除

レポートファイル(CSV/PDF)を自動削除するまでの期間を指定する

タスクスケジュール

レポートタスクのタスクスケジュールを設定する

ヒント

レポートの出力先をネットワーク上の共有フォルダーに指定できるのはALogの管理者のみです。
複数の設定で同一サーバ上に出力する設定を行う場合は、同一のアカウントを設定してください。

5.11. リスクスコアリング

リスクスコアリング機能の管理画面です。

詳しくは、「リスクスコアリングを使う」を参照してください。


5.12. WorkTime

WorkTime機能の管理画面です。
WorkTimeのライセンス適用時に表示されます。

詳しくは、「WorkTimeを使う」を参照してください。


5.13. 休日・祝日設定

休日・祝日設定の画面は、[管理]画面から[休日・祝日設定]を選択することで表示できます。
この画面では、レポート等で使用する休日、祝日が設定できます。
../_images/HolidaySetting01.png

項目

説明

登録

休日、祝日の設定を新規登録する。詳細は「休日・祝日設定」を参照

削除

選択している休日、祝日設定を削除する

休日・祝日設定一覧

登録されている休日、祝日設定を表示する

5.13.1. 休日・祝日設定

休日、祝日設定を登録します。
../_images/HolidaySetting02.png

項目

説明

名称

休日・祝日設定の名称を指定する

「年」の指定

休日・祝日設定を適用する「年」を通年または適用範囲で指定する

「日」の指定

「日」を指定する
「日付固定」:特定の1日を指定する
「日付範囲」:特定の範囲を指定する
「日付変動」:変動する休日を指定する
(例:7月第3月曜日(海の日))
また、振替休日を有効にする場合は、「振替休日を適用」を指定する

5.14. ログインアカウント

ログインアカウントの設定画面は、[管理]画面から[ログインアカウント]を選択することで表示できます。
この画面では、Webコンソールを利用するアカウントの追加、削除、各アカウントに対する権限付与等の設定をすることができます。
../_images/LoginAccountSetting01.png

ユーザー管理画面で、使用する項目は以下のとおりです。

項目

説明

新規登録

ユーザーを新規登録する。詳細は「ログインアカウント[新規]」を参照

インポート

エクスポートしたユーザー情報をインポートすることで一括登録する

エクスポート

ユーザー情報をファイルに保存する

削除

チェックしたアカウントを削除する

ユーザー一覧

登録したログインアカウントを一覧で表示する
ユーザーIDをクリックすることで、対象ユーザーの設定を編集できる

5.14.1. ログインアカウント[新規]

ALogを利用するユーザーの新規登録をすることができます。
../_images/LoginAccountSetting02.png
ログインアカウント[新規]画面で、設定する項目は以下のとおりです。

項目

説明

ユーザーID

任意のユーザーIDを指定する
- 「新規登録」時のみ入力可能
- LDAP認証を使用する場合は、ディレクトリサービスに登録されているユーザーアカウント(saMAccountName属性)を指定する
- グループアカウントも設定できる。詳細は「グループアカウントの登録方法」を参照

名前

任意の名前を指定する

認証方式

認証方式を指定する
- 選択肢は「アプリケーション認証」もしくは「登録済みのLDAP認証」
- LDAPの登録方法は[LDAP設定]から行う。詳細は「LDAP設定情報管理」を参照

パスワード

ユーザーのパスワードを指定する。LDAP認証を選択した場合は入力不要

新しいパスワードの確認

ユーザーのパスワードを再度指定する。LDAP認証を選択した場合は入力不要

権限

ユーザーへの権限を指定する。複数指定することも可能
- 管理者:すべての操作が可能
- 管理設定更新・参照権限:[管理]画面における各種操作が可能
- レポート更新権限:レポートの作成、参照が可能
- レポート参照権限:レポートの参照が可能
- ログ検索参照権限:ログ検索が可能
- WorkTime参照権限:WorkTime勤怠データの参照が可能

検索可能範囲

ユーザーが[ログ検索]画面で検索できる範囲を指定する
ここで指定したサーバ、対象パスの範囲内の操作が可能

5.14.2. LDAP設定情報管理

LDAPの設定情報は、LDAP設定情報管理で管理することができます。

../_images/LoginAccountSetting03.png

項目

説明

LDAP設定情報管理表示エリア

LDAP設定の情報を表示する
IDをクリックする事で、対象のLDAP設定を編集することができる

新規登録

LDAP設定を新規に登録することができる。詳細は「LDAP設定登録」を参照

削除

削除したい設定にチェックを入れ、[削除]ボタンをクリックして削除する

5.14.3. LDAP設定登録

LDAP設定は、LDAP設定登録から行うことができます。
../_images/LoginAccountSetting04.png
LDAP設定登録で設定する項目は以下のとおりです。

項目

説明

ID

任意のIDを指定する。「新規登録」時のみ入力することができる

名前

任意の名前を指定する

認証サーバ

LDAPの認証サーバ名を指定する

ポート番号

認証サーバのポート番号を指定する

接続アカウント

LDAP情報を取得するためのアカウントを指定する
- 未入力の場合、サービス実行アカウントを使用してLDAP情報を取得する
- 未入力のままではLDAP認証できない場合に、本設定を指定する
- 指定する場合、ユーザー欄には「ドメイン\ユーザー」もしくは「ユーザー@ドメイン」の形式で入力する

LDAPS

LDAPSを使用する場合はチェックを入れる

検索範囲

検索を許可するLDAPディレクトリツリーの範囲を指定する

認証テスト

ユーザーとパスワードを入力して「テスト」ボタンをクリックすると、入力したLDAP設定で正しく認証を行えるかのテストをすることができる
(認証テスト内のユーザー、パスワードの入力値はテストのみに使用され、保存されない)
ユーザー名欄は、ユーザーアカウント名のみ入力する。ドメイン名の入力は不要

LDAP設定例です。

項目

設定例

ID

Amiya

名前

網屋

認証サーバ

DC01

ポート番号

389

接続アカウント

ユーザー:amiya.co.jp\AD00001 もしくはAD00001@amiya.co.jp
パスワード:XXXXXX

LDAPS

チェックしない

検索範囲

CN=Users,DC=amiya,DC=co,DC=jp

ヒント

接続アカウント欄の指定が必要な主なケースは、マネージャーサーバが所属するドメインとは異なるドメインコントローラーをLDAP認証サーバとして指定する場合や、Active Directory 以外のLDAP認証サーバを指定する場合です。

5.14.4. グループアカウントの登録方法

Active Directoryに設定されたグループアカウントを利用してALogのWebコンソールを利用するログインアカウントをまとめることができます。

グループアカウントを登録すると、グループに所属するユーザーであればALogのWebコンソールにログインできるようになります。

../_images/LoginAccountSetting05.png

項目

説明

ユーザーID

Active Directoryに登録されているグループアカウント(saMAccountName属性)を指定する

名前

グループの名前を指定する
Webコンソール上の表示名として使用されるため分かりやすい任意の名前を指定する

認証方式

グループによる認証を行う場合はLDAP設定が必須になる
LDAP設定登録」で登録したLDAP設定から選択する
登録するグループがLDAP設定の「検索範囲」に含まれているか確認すること

グループ認証

「認証方式」欄でLDAP設定を選択した場合に表示される
「グループ認証」にチェックを入れる

権限

グループに所属するユーザーに対しての権限を指定する

検索可能範囲

ユーザーが[ログ検索]画面で検索できる範囲を指定する
ここで指定したサーバ、対象パスの範囲内の操作が可能

ヒント

グループは複数登録が可能です。 複数のグループに所属しているユーザーアカウントでALogにログインした場合、「権限」「検索可能範囲」はALogに登録されているそれぞれのグループの設定を和集合して動作します。

(例)

  • ユーザーXはグループAとグループBに所属している

  • グループAのログインアカウント設定:「レポート更新権限(レポート参照権限)」、「ServerAしか検索できない」

  • グループBのログインアカウント設定:「ログ検索参照権限」、「ServerBしか検索できない」

⇒この場合、ユーザーXでALogのWebコンソールにログインすると、「レポート更新権限(レポート参照権限)+ログ検索参照権限」の権限で動作し、「ServerAとServerB」を検索することができるようになります。

5.15. 共通アカウント

共通アカウントの設定画面は、[管理]画面から[共通アカウント]を選択することで表示できます。

この画面では、ALog共通で使用するユーザーアカウントやパスワードの変更ができます。

../_images/CommonAccountSetting.png

5.16. SMTP設定

SMTP設定の画面は、[管理]画面から[SMTP設定]を選択することで表示できます。
この画面では、システムログのメール通知やレポート作成時のメール通知で使用するSMTPサーバを指定することができます。
../_images/SMTPSetting.png

使用するSMTPサーバの指定で、設定する項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

SMTPサーバ

SMTPサーバ名を指定する

ポート番号

SMTPサーバに接続する際、使用するポート番号を指定する

暗号化方式

SMTPサーバの暗号化方式を指定する
「Plain」(暗号化しない)、「STARTTLS」、「SMTP over SSL」

SMTP認証

SMTP認証

SMTP認証を使用する場合、チェックを入れる

ユーザー

SMTP認証時のユーザー名を指定する

パスワード

SMTP認証時のパスワードを指定する

認証方式

SMTP認証時の認証方式を指定する
「Auto」(自動選択)、「PLAIN」、「DIGEST-MD5」、「CRAM-MD5」、「LOGIN」、「NTLM」、「GSSAPI」、「OAuth 2.0」

5.16.1. Microsoft Exchange OnlineのSMTPサーバを利用する

Microsoft Exchange Online でメールを送信する場合は、以下の2つを設定する必要があります。
    1. SMTP設定画面で認証方式を「OAuth 2.0」にする

    1. Microsoft Exchange OnlineのAPI利用を承認する(手順は後述)

ヒント

Microsoft Exchange OnlineのSMTPサーバを利用するためには、OAuth 2.0の認可フローに則ってMicrosoft Exchange OnlineのAPI利用をユーザーが承認する必要があります。

5.16.1.1. Microsoft Exchange OnlineのAPI利用を承認する手順

  1. マネージャーサーバにて、管理者権限でコマンドプロンプトを起動する

  2. 以下のコマンドを実行し、ALogのプログラムインストール先フォルダーに移動する

例:「D:\ALog」がプログラムインストール先フォルダーの場合

>cd /d D:\ALog
  1. 以下のサブコマンドを実行する

    >ace_host.exe mseoauth -u <ALog WebコンソールのURL> -l <ALogユーザーID> -p <ALogユーザーパスワード>
    
    例:
    >ace_host.exe mseoauth -u "http://127.0.0.1:80" -l "admin" -p "alog"
    

    パラメータ

    説明

    -u, --baseurl

    ALog WebコンソールのURL

    -l, --loginid

    ALogユーザーのID
    ※管理設定更新・参照権限が必要

    -p, --password

    ALogユーザーのパスワード

    -t, --httptimeout

    ALog Webコンソールログインのタイムアウト秒数
    省略可能
    ※デフォルトでは3600秒
  2. サブコマンド実行により自動的にブラウザが起動するため、画面の指示に従って承認する

  3. 何も表示されない画面に遷移するため、URL欄を全てコピーする

../_images/oauth_authorization_01.PNG
  1. 手順3のコマンドプロンプトに戻り、URLをペーストして実行する

../_images/oauth_authorization_02.PNG

5.17. 設定のインポート/エクスポート

設定のインポート/エクスポートは、[管理]画面から[設定のインポート/エクスポート]を選択することで表示できます。
この画面では、各種設定値をエクスポート、インポートすることができます。

5.17.1. エクスポート

ALog内で設定した情報をエクスポートすることが出来ます。

エクスポートしたい設定にチェックをつけ、[エクスポート]ボタンをクリックすると、XMLファイルが作成されます。

../_images/SettingInformationExport.png

項目

説明

レポート/アラート

レポート/アラート画面で作成した設定一覧が表示される 2

休日・祝日設定

休日・祝日設定画面で初期値から変更した祝日設定、新規作成した休日設定が一覧表示される

EVAテンプレート

EVAテンプレート設定一覧が表示される

2

「レポート/アラート」のエクスポートデータ内にはお気に入り設定は含まれません。

5.17.2. インポート

エクスポートしたXMLを使用して設定情報をインポートすることができます。

[参照]ボタンからインポートしたいXMLを指定します。 XMLを指定すると自動的に読み込まれ、ファイル内にエクスポートされていた設定が一覧表示されます。 その中からインポートしたい設定にチェックをつけて[インポート]ボタンをクリックします。

../_images/SettingInformationImport.png

注意

休日・祝日設定は、既に存在している設定とIDが重複している場合、上書きされます。

5.18. 詳細設定

詳細設定の画面は、[管理]画面から[詳細設定]を選択することで表示できます。この画面では、各種パラメータの詳細設定を行います。

注意

変更を誤った場合、ALogサービスが起動しない等の影響が出る可能性があります。 注意して変更してください。

5.18.1. Webコンソール設定

Webコンソールに関する設定を変更できます。

項目

説明

初期値

Webコンソール設定

WebコンソールにアクセスするためのURLを変更できる

http://*:<ポート番号>

5.18.2. タスク共通設定

すべてのタスクに関する設定値を変更できます。

項目

説明

初期値

ディスク空き容量監視(しきい値を下回ったときに通知)

「エージェントで実行されるタスク」以外のすべてのタスクで空き容量チェックに使用するしきい値。
「警告のしきい値 (MB)」「エラーのしきい値 (MB)」
警告:10240
エラー:2048

ディスク使用量監視(しきい値を上回ったときに通知)

対象サーバの種別がfor Oracle かつ OS が LinuxもしくはASMディスクの場合に、ログ収集タスクで使用量チェックに用いるしきい値。
「警告のしきい値 (MB)」「エラーのしきい値 (MB)」
警告:102400
エラー:204800

ヒント

ALogは対象サーバ/マネージャーサーバ共に、処理を行う各タイミングで使用するディスクに対して容量チェックを行いながら動作しています。 ディスクフルが発生しないよう、警告が発生した場合は早めに容量不足を解消してください。

5.18.3. 詳細グループ設定

ALog EVAのマッピング設定によって追加された「詳細キー」をグループ化する機能があります。 別々の詳細キーとして存在しているものを横串検索したい場合は、「詳細グループ設定」機能を使用してください。

なお、この設定は、対象サーバの登録が完了した後に実施してください。

5.18.3.1. 詳細グループ 設定方法

  1. [管理]-[詳細設定]画面の「詳細グループ設定」を表示する

  2. 詳細グループ一覧の[+]ボタンをクリックして、入力ボックスを開く。「詳細グループ名」に任意のグループ名を入力する

  • ここで設定する名前は、検索画面やレポート画面の「フィルター」項目名に使用される

  • グループ名には、半角/全角記号、全角文字などが使用可能

../_images/DetailKeyGrouping01.png
  1. 「詳細キーリスト」の[+]ボタンをクリックして、「詳細キー」欄を表示し、グループ化したい詳細キーを選択する。指定したら[OK]ボタンをクリックして保存する

  • 選択できる詳細キーは、文字列型の詳細キーのみ(数値型の詳細キーは指定できない)

  • ALog EVAでマッピング設定した詳細キーは、すべて文字列型となるため指定可能

../_images/DetailKeyGrouping02.png

5.18.3.2. 詳細グループ 使用方法

検索/レポート画面共に、「フィルター追加」の中に追加した詳細グループ名が表示されます。
これを選択して「追加」をクリックし、検索したい内容をテキストボックスに入力して使用します。
../_images/DetailKeyGrouping03.png ../_images/DetailKeyGrouping04.png

また、「表示項目」でも詳細グループを選択することができます。

../_images/DetailKeyGrouping05.png

注意

一度登録した詳細グループを削除する際は、それらを利用した検索条件やレポートの設定変更を行うようにしてください。

注意

グループ化された項目では以下のことは出来ません。

  • ソート

  • レポートの集計キーに指定

5.18.4. 詳細キータイプ設定

ALog EVAのマッピング設定によって追加された「詳細キー」は、「文字列型」として扱われます。 しかし、マッピングした結果によっては、数値や日時等が入ることもあり、文字列型以外の型で検索したいケースも発生します。 別のタイプで検索したい場合、「詳細キータイプ設定」を使用してください。

なお、本機能を使用する場合、対象サーバの登録完了後、インポートタスクが動作する前に設定を有効化してください。

注意

ALog EVAのライセンスを適用していない状態では、本機能は有効化できません。

注意

本機能は、有効化設定後にインポートされたデータに対して効果があります。 有効化する前にインポートされたデータに対して適用したい場合、改めて過去ログインポートを行ってください。

注意

本機能を有効化すると、インポート速度は低下します。必要でない場合は有効化しないでください。

5.18.4.1. 詳細キータイプ 設定方法

  1. [管理]-[詳細設定]画面の「詳細キータイプ設定」を表示する

  2. 「詳細キータイプを有効化する」にチェックをいれる

../_images/DetailKeyTypeSetting01.png
  1. 詳細キータイプ一覧の[+]ボタンをクリックして、「詳細キー」欄を表示し、別タイプで検索したい詳細キーを選択する。選択したら、その詳細キーで使用したいタイプにチェックをつける。チェックした後、[OK]ボタンをクリックする

  • タイプは複数選択可能

../_images/DetailKeyTypeSetting02.png
5.18.4.1.1. タイプの解説

数値タイプ

数値として検索したい場合にチェックを入れます。
指定した詳細キーに割り当てられた値を数値の範囲で検索できます。数値として認識できない値は検索にヒットしません。小数にも利用可能ですが、検索条件は整数の範囲しか指定できません。その場合、小数部を切り捨てた整数として検索されます。

(例)

  • 「5.5」は、「6 以上」という条件にはヒットしないが、「5 以下」という条件にはヒットする

  • 「-1.5」は、「-2 以下」という条件にはヒットしないが、「-1 以上」という条件にはヒットする

時刻タイプ

時刻として検索したい場合にチェックを入れます。
指定した詳細キーに割り当てられた値を時刻の範囲で検索できます。時刻として認識できない値は検索にヒットしません。日付が混じった形式でも、時刻の部分だけ認識することが可能です。

(時刻として認識できるフォーマット例)

01:02:03

01:02:03 PM

01:02:03 PM

2019/01/02 03:04:05

2019-01-02 03:04:05

2019-01-02T03:04:05

2019/1/2 1:2:3

2019-1-2 1:23:45 PM

日付タイプ

日付として検索したい場合にチェックを入れます。
指定した詳細キーに割り当てられた値を日付の範囲で検索できます。日付として認識できない値は検索にヒットしません。時刻が混じった形式でも、日付の部分だけ認識することが可能です。

(日付として認識できるフォーマットの例)

2019/01/02

2019-01-02

2019/01/02 03:04:05

2019-01-02 03:04:05 PM

2019-01-02T03:04:05

2019/1/2

2019-1-2

2019/1/2 3:4:5

2019-1-2T03:04:05

5.18.4.2. 詳細キータイプ 使用方法

検索/レポート画面共に、「フィルター追加」で該当の詳細キーを選択し[追加]ボタンをクリックすると、「タイプ選択」画面が表示されます。 「タイプ選択」画面には、「詳細キータイプ設定」画面での選択内容により、「文字列」「数値」「時刻」「日付」の選択肢が表示されます。 検索したいタイプを選択して[OK]ボタンを押すと、タイプに合わせたフィルターが画面に追加されます。

(例)
../_images/DetailKeyTypeSetting03.png ../_images/DetailKeyTypeSetting04.png

タイプの種類

表示されるフィルター

数値タイプ

../_images/DetailKeyTypeSetting05.png

時刻タイプ

../_images/DetailKeyTypeSetting06.png

日付タイプ

../_images/DetailKeyTypeSetting07.png

注意

詳細キータイプを無効化した場合は、有効化時に設定した検索条件やレポートの設定変更を行うようにしてください。 レポートに関しては、設定を残したままレポートタスクが実行されると警告アラートが発生します。


5.19. プラグイン

ALog EVA で使用されることのあるプラグインと呼ばれる外部プログラムの管理画面です。
ALog EVA のライセンス適用時に表示されます。
この画面でプラグインを再読み込み処理することにより、サービスを起動したままでプラグインを差し替えることができます。
../_images/EVAPlugin.png

5.19.1. プラグインの再読み込み手順

  1. 事前にプラグイン画面でプラグインのバージョンを確認する

  2. ALog EVAに関連する収集タスク、変換タスクが動作していないことを確認する、または無効化する

  • ALog EVAのログ収集タスク/ログ変換タスク実行中は再読み込みできません

  1. 下記のフォルダー配下にある既存のプラグインzipファイルを別フォルダーに移動する

  • アプリケーションデータ用フォルダー配下のプラグイン用フォルダー(例 X:\ALogData\evaPlugin)

  1. 同じプラグインの差し替え版zipを手順3のフォルダーに配置する

  2. 「再読み込み」ボタンをクリックする。再読み込みできたか確認する

  • 再読み込みによりプラグインzipファイルの解凍と展開が行われる

  • 再読み込み実行後、完了のメッセージが出ることを確認

  • バージョンが更新されることを確認

  1. タスク設定を無効化していた場合は有効化する

ヒント

収集対象のファイルのマッピング設定やテンプレートの定義も更新されます。


5.20. ALog Cloud連携

ALog Cloud連携の設定画面です。
本設定に関する詳細は「ALog Cloud ユーザーガイド」を参照してください。

5.21. ヘルプ

5.21.1. サポート情報を確認する

ヘルプ画面は、[管理]画面から[ヘルプ]を選択することで表示できます。
メニューバー右上の(?)マークをクリックすることでもヘルプ画面を表示できます。

この画面では、ALogのバージョンや、ALogシリーズサポートセンターの情報の確認、サポートデータの収集、ドキュメントへのリンクを確認できます。

../_images/Help.png

項目

説明

バージョン情報

インストールされているALog ConVerterのバージョン情報が確認できる

公開ドキュメント情報

本ユーザーガイドへのリンク

サポート情報

サポートに関する情報
テクニカルサポートサイトからはサポートデータの送付が可能
「サポートデータの収集」ボタンからサポートデータが収集可能

サポートポリシー

ALogシリーズのサポートポリシーが確認できるサイトへのリンク

製品サイト

ALogシリーズの製品サイトへのリンク

5.21.2. サポートデータを作成する

「収集開始」をクリックするとサポートデータを収集することができます。
テクニカルサポートサイトからファイル送付ができる100MB以内に収めたファイルを作成します。
../_images/SupportDataCreate.png

ヒント

「対象サーバ上のサポートデータを収集」メニューはエージェント方式の対象サーバが1台以上登録されている場合に表示されます。
エージェント方式の対象サーバからサポートデータを収集する場合は、メニューを開いて、該当するサーバ名にチェックをつけます。「収集開始」をクリックした時点で対象サーバ側からデータを収集し、全体で1つのサポートデータを作成します。

5.21.3. サポートポリシーを確認する

ALogシリーズの保守サポートポリシーや製品のライフサイクルは、以下のサイトに掲載しています。
ヘルプ画面にも同様のリンクがあります。

5.22. ライセンスの確認と登録

ライセンスの画面は、[管理]画面から[ライセンス]を選択することで表示できます。
この画面では、ライセンス情報の確認と登録ができます。
../_images/LicenseConfirmation.png

5.22.1. ライセンス登録/更新

[ライセンス登録/更新]ボタンをクリックするとライセンスキー入力画面が表示されます。 この画面からライセンスキーの登録や更新できます。

../_images/OfficialLicenseRegistration.png

5.22.2. ライセンス登録(評価版ライセンス入力時)

評価版のライセンスキーを入力した場合、評価で使用する製品を選択する必要があります。

../_images/EvaluationLicenseRegistration.png

5.22.3. ライセンスの使用状況の確認

登録したライセンスの期限や保有数、消費数は本ライセンス画面で常に確認できます。

例:Windows10ライセンス(アドバンスド×5/スタンダード×5)を購入し、
 アドバンスドとして2台、スタンダードとして1台、対象サーバを登録していることが確認できる
../_images/LicenseStatus.png

5.23. タスクのスケジュール設定

ALogは複数のタスクをスケジュール設定によって動作させています。
タスクのスケジュール設定は各タスクの関連画面から行いますが、使い方は共通です。
../_images/TaskScheduleSetting1.png

タスクの設定項目は以下のとおりです。

大項目

項目

説明

有効/無効

「有効」にした場合、設定したスケジュールに合わせてタスクを動作させる
「無効」にした場合、設定したスケジュールに関わらず動作しない

タスクスケジュール

追加

[追加]ボタンを押すと、「タスクスケジュール」の選択肢が追加される

プルダウン

追加されたスケジュール設定をプルダウンで選択しながら細かなスケジュールを設定する

削除

不要なスケジュール設定をプルダウンで選択して[削除]ボタンをクリックすると削除する

スケジュールタイプ

タスクスケジュール1つごとにスケジュールタイプを設定する
[繰り返し/日単位/週単位/月単位/1回のみ]から選択できる
選択するスケジュールタイプにより、開始時間、間隔、停止時刻等の設定可能項目が変わる
表 5.6 設定例

No.

要望

スケジュール設定方法

1

1時間ごとに繰り返しタスク実行したい

スケジュールタイプは「繰り返し」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」に設定する

2

1日1回のみタスク実行したい

スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1日1回」に設定する

3

毎時0~14分はタスク実行を避け、残りの45分間10分おきにタスク実行したい

スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:15」、間隔を「10分」に設定する
この場合15分、25分、35分、45分、55分の5回が実行され、05分は実行されない

4

30分ごとに繰り返しタスク実行したいが、毎日夜間の3:00~4:00はバックアップ時刻のためタスクを実行させたくない

スケジュール設定を2つ作成する
<1つ目の設定>
スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「30分」、停止時刻を「3:00」に設定する
<2つ目の設定>
スケジュールタイプは「日単位」、開始時刻を「4:00」、間隔を「30分」に設定する

5

月~土曜日は1時間ごとに繰り返しタスク実行したいが、日曜日はサーバメンテナンスのため2:00~3:00までタスクを実行させたくない

スケジュール設定を3つ作成する
<1つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」、タスクスケジュール(週単位)を「月~土」に設定する
<2つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「0:00」、間隔を「1時間」、停止時刻を「2:00」、タスクスケジュール(週単位)を「日」のみに設定する
<3つ目の設定>
スケジュールタイプは「週単位」、開始時刻を「3:00」、間隔を「1時間」、タスクスケジュール(週単位)を「日」のみに設定する

 <上記例5の解説>

../_images/TaskScheduleExample.png

ヒント

「日単位 + 分間隔」を指定した場合、開始時刻をずらして分間隔の設定をすると、分の値が0から開始時刻の1分前の分の値まで毎時実行されません。
 例:0:30開始で30分間隔と設定した場合
  1. 「0:30、1:30、2:30、・・・23:30」に実行される

  2. 「0:30、1:00、1:30、2:00・・・」とはならない点に注意が必要

2.のように実行したい場合、0:00開始の30分間隔指定が必要であり、0:00開始を避けたい場合は「1日1回 開始時刻0:30」と「1:00時開始 30分間隔」の2つの設定を組み合わせる必要があります。

5.23.1. 「停止時刻」の解説

停止時刻は、スケジュールタイプで「日単位/週単位/月単位」を選択し、間隔を「時間/分」と選択した場合に設定できます。
タスクを起動したくない時間がある場合に指定します。
日単位で動作するため、指定した時刻を迎えると、その日はその時刻以降のタスクを起動しません。
同日に再開させたい場合は別の「タスクスケジュール」を追加し、開始時刻を適切に設定してください。
「停止時刻」は起動させない時間の指定であり、実行中のタスクを強制的に停止させません。
そのため、停止時刻以降もタスクが実行中の可能性がありますので、タスクの終了する時刻を考慮して設定してください。
同一時刻にタスクの起動と停止が被っている場合、停止が有効になります。

注意

「インポートタスクとメンテナンスタスク」の組み合わせにおいて、同時実行できないタイミングがあります。 この場合、先に実行された処理が優先されます。 スキップされた処理は次回のタスク実行時に行われます。


5.24. ALogのバージョンアップ

バージョンアップは各タスクが実行中でないタイミングで実施してください。

5.24.1. ライセンスキーの更新

保守契約の期限が終了したライセンスキーでバージョンアップを行うと、バージョンアップ以降ログの変換が行われなくなります。

更新手続きによりライセンスキーが届いた場合、ライセンスキーは最新のものに変更してください。 ライセンスは以下の手順で簡単に更新できます。

  1. Webコンソールの「管理」をクリックし、ページ左側のメニューの[ライセンス]をクリックする

  2. [ライセンス登録/更新]ボタンをクリックし、最新のライセンスキーを登録する

5.24.2. マネージャーサーバ側のバージョンアップ

マネージャーサーバ側のバージョンアップ手順を説明します。 バージョンアップを実行する際は、管理者権限を持っているアカウントでマネージャーサーバにログオンしてください。

  1. ALogのセットアッププログラムを実行すると言語選択画面が表示されるので、現在使用している言語を選択し、[OK]ボタンをクリックする

    ※現在使用している言語と異なる言語を選択した場合は、選択した言語で上書きされる

../_images/ManagerServerVersionUp01.png
  1. セットアップウィザード開始画面が表示される。[次へ]ボタンをクリックする

../_images/ManagerServerVersionUp02.png
  1. 使用許諾契約書が表示される。内容を確認し、[同意する]を選択して[次へ]ボタンをクリックする

../_images/ManagerServerVersionUp03.png
  1. 既にインストールされているプログラムのインストール先フォルダーが表示されるため確認し、[インストール]ボタンをクリックしてインストールを実行する

../_images/ManagerServerVersionUp04.png
  1. インストールが完了したら[完了]ボタンをクリックしてセットアップウィザードを終了する

../_images/ManagerServerVersionUp05.png
  1. デスクトップ上のショートカットアイコンをクリックするか、Webブラウザを起動して以下のURLを入力し、Webコンソールにアクセスしてログイン出来ることを確認する

    http://<マネージャーサーバのコンピューター名またはIPアドレス>:<指定したポート番号>/Login
    
../_images/ManagerServerVersionUp06.png

5.24.3. 対象サーバ側のバージョンアップ(エージェント方式のみ)

対象サーバ側のバージョンアップ手順を説明します。 本手順は対象サーバをエージェント方式で登録している場合のみ実施してください。

注意

バージョンアップの際、収集タスクが実行されているとタスクを停止してバージョンアップを行います。

  1. Webコンソールの[管理]をクリックし、ページ左側のメニューの[対象サーバ]をクリックする

  2. 対象サーバ画面の上部にアップデートを促すメッセージが表示されているかを確認する

エージェントモジュールが古い対象サーバが存在する場合、対象サーバ画面上部にメッセージが表示される
../_images/TargetServerAgentVersionUp01.png
  1. メッセージが表示されている場合、対象サーバの一覧からアップデートが必要な対象サーバを確認し、チェックをつける

[バージョン]欄に赤字で"(not latest)"と表示されている対象サーバがアップデート対象

../_images/TargetServerAgentVersionUp02.png

ヒント

エージェントレスの対象サーバにチェックをつけても、アップデート処理ではアップデート不要の対象サーバを無視して実行するため問題ありません。
  1. [エージェントのアップデート]ボタンをクリックする

  2. アップデートが完了すると「更新しました」と表示されるので確認する

正常にアップデートできると[バージョン]欄の"(not latest)"表示が消える

../_images/TargetServerAgentVersionUp03.png