負荷なきVPN運用!Verona導入によるVPN運用の変化に迫る
タワーレコード株式会社
本事例記事のサマリ
抱えていた課題
- VPN装置リプレイスに際し、運用負荷を軽減したい
- ID/パスワード認証だけではセキュリティが不安
- 不具合時のサポートとのやりとりが煩雑だった
Verona 導入の効果
- ファームウェアアップデートや設定変更も含めた運用サービスで運用負荷を軽減
- 証明書認証でセキュリティを強固に
- 一次対応からエンジニアが対応する質の高いサポートで問い合わせが楽に
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あらゆる人の人生の、あらゆる音楽に携わる企業を目指す、
「タワーレコード株式会社」
「LIFE MUSIC COMPANY」をミッションとし、多くのお客様に音楽を提供しているタワーレコード株式会社。“NO MUSIC, NO LIFE.=音楽があることで気持ちや生活が豊かになる”という考え方のもと、いつも「音楽」自体を応援し元気にしていくこと、そして人と音楽との関係を、より豊かに、より深いものにする場所を目指している。その「場所」として、全国に約80店舗を構え、常に変化するユーザーのライフスタイルや嗜好を敏感にキャッチしながら、時代のニーズに合わせた店舗展開を追及している。
これらの店舗運営を支えているのが、「スーパーバイザー」だ。店舗を 飛び回り、外出先での作業を伴う職種である。今回のVerona導入は、これらのリモート作業で利用するVPN機器のリプレイスに伴うものだった。同社ITサービス本部ITインフラ部部長を務めている天野氏にお話を伺った。
「業種柄、リモート作業のためのVPNは必需品で、かれこれ10年以上前から利用していました。ただ、初期のころはセキュリティ上の観点からノートブックおよびVPNを利用できるユーザーはそこまで広げていませんでした。業務上、オフィス外での業務が頻繁に発生するスタッフのみ、数十名程度の限定した利用をしていました。」(天野氏)
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コロナ禍をきっかけに
日々の運用負担が課題に
この様相が変化したきっかけが、新型コロナウイルスの流行によるリモートワーカーの急増であった。同社のVPNは、自社で脆弱性の対応や設定管理などの運用を行うというスタンダードなものであったというが、コロナ禍を機にVPNを利用するユーザーが増え、ITインフラ部のその他の業務に加えて、VPNの運用を自社で行うことが大きな負担となってきたという。
「コロナ禍の手前から各部の業務内容の変化に伴ってVPN利用者が徐々に増えてはいましたが、急増したのはやはりコロナ禍でした。元から、ユーザー数の変化やセキュリティポリシーの見直しの度に発生する設定変更であったり、ファームウェアのアップデートであったり、色々と手の掛かる作業が多かったことに加え、VPN装置特有のスキルも必要であったため、VPNの運用を負担に感じていたのはありました。しかしコロナ禍でリモートワーカーが急増したタイミングで、利用者からのVPNが繋がらない等の問い合わせも急増し、それらへの対応が更に業務を圧迫するようになりました。」(天野氏)
このような背景から、前回のVPN導入から5年が経過したリプレイスのタイミングで、VPNの運用を効率化する必要に迫られることとなった。
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自動ファームウェアアップデート、
設定変更を含めた
運用サービスが決め手に
VPN装置のリプレイスにあたり、ファームウェアアップデートや設定変更などの運用全般の負担軽減を目的に、VPNサービスを探していたという。
「当初は、『Verona』以外のVPNサービスも検討していました。しかし、費用が高かったり、費用は安くてもファームウェアアップデートは有償であったり、サービス費用内で抱えている課題を全て解決できるサービスがなかなかありませんでした。その点、『Verona』は、機器の設定変更やファームウェアアップデートといった、負担に感じていた作業のすべてに対応可能であったことに加え、費用が手の届く範囲だったため、費用対効果に最も優れていると感じて、導入を決意しました。」(天野氏)
さらに、「Verona」を導入するにあたって魅力に感じられたのが、証明書認証により認証強度を強化できる点だったという。
「最近、VPNを狙ったサイバー攻撃を耳にすることが多いので、ID/パスワード認証だけではセキュリティが不安だと感じていました。しかし、証明書認証等で認証強度を上げようと思うと、他社サービスでは追加料金がかかってしまう、などといった問題がありました。その点、『Verona』はクライアント証明書認証が標準サービス内で利用できるので、コスト面でもセキュリティ面でも安心して利用できると思いました。」
負担に感じていた
作業の全てが
手離れしました。
タワーレコード株式会社
ITサービス本部 ITインフラ部 部長 天野 康一郎 様
ITサービス本部 ITインフラ部 部長
天野 康一郎 様
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見るべき範囲が狭まったこと
で運用が劇的に楽に
「Verona」を導入して一番良かった点は、やはり運用負荷の軽減だったという。運用について詳しく話を伺った。
「装置の設定変更や、ファームウェアアップデートなど、負担に感じていた作業の全てが手離れしました。自分たちで見るべき範囲が狭まったので、やるべきことが決まって日々の運用に落とし込みやすく、どんなスタッフでも対応ができるようになり、運用が非常にしやすくなりました。また、ユーザーからの問合せの対応についても、サポートに電話すれば、VPNに繋がらない原因などを調査してくださるので、ユーザーも納得してくれますし、自分たちでVPN周りを調査する必要がなくなったことも大きな変化です。」(天野氏)
ストレートに言ってしまうと、
「話が通じる」のが大きいです。
タワーレコード株式会社
ITサービス本部 ITインフラ部 部長 天野 康一郎 様
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「話が通じる」質の高いサポートに
安心して任せられる
初めてVPNサービスを使うこととなり、「Verona」を導入する前の懸念点は「サポートが迅速かどうか」だったと天野氏は振り返る。従来使用していたVPNのサポート対応は、レスポンス速度が遅く満足なサポートを受けられなかったという。
「今まで利用していたVPNは、問い合わせから初動までに時間がかかるとともに、度々、円滑なコミュニケーションがとれないことも加わり、問題解決のために何度もやりとりをしなければならなかったり、実際の対応に遅れが生じてしまったりといったストレスがありました。しかし、『Verona』のサポートは、ストレートに言ってしまうと、『話が通じる』のが大きいです。一次対応からネットワークの技術者が対応してくださるので、問い合わせが電話一本で完結します。先ほどお話したユーザーからの問い合わせ対応についても、『VPNが繋がらないユーザーがいる』と問い合わせれば、徹底的に原因を追究してくださるので、迅速な解決に繋がりとても助かっています。懸念していたレスポンス速度も、内容も、とても満足しています。」(天野氏)
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セキュリティ強化と運用負荷の軽減
の両立を目指す
更なるセキュリティ強化が必要だと話す天野氏は、今後の展望について次のように述べた。
「やはり最近サイバー攻撃が増えているので、更なるセキュリティ強化を進めていきたいと考えています。その中で、自分たちの手を離れられるものは手を放しつつ、強化できるものは強化しつつ、運用負荷のないセキュリティ強化を目指していきたいですね。」(天野氏)
取材の最後に、同じくIT機器の運用に悩む企業へのメッセージをいただいた。
「日々の運用にかける工数を考えたら、『Verona』はかなりトータルコストを抑えられると思います。もちろんランニングコストという点でサービス費用はかかってきますが、それに見合っただけの本当に充実したサービスを受けられます。VPNの運用に悩んでいる企業様には、自信をもって『Verona』をお勧めできます。」(天野氏)
設立 | 1981年12月 |
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導入ライセンス | Verona Edge、Verona Client |
活動内容 | タワーレコード、タワーレコードオンライン等での音楽ソフト、映像ソフト、書籍、雑誌、雑貨、チケット等の販売を行う。また、音楽制作/楽曲管理の事業も行っている。 |
URL | https://tower.jp/company/ |