ディスペンサーのパイオニアとして日本のエレクトロニクス業界を支える岩下エンジニアリング様は、社内システムのクラウド化にあたってBIGLOBEクラウドホスティングを採用。
そのデータセンターとオフィス間のVPN通信のため、Veronaを導入されました。

インタビューに答えてくださった
田中 忠晴 氏
総務、経理、そして情シスを兼務しておられます。

日本を代表するディスペンサーメーカー、
岩下エンジニアリング様が手掛けるACCURAシリーズ。

ビッグローブ株式会社、クラウドサービス担当の内田氏(写真左)と柴野氏(写真右)
田中氏を囲んでの写真撮影に応じて下さいました。
国内主要都市の拠点に加え、海外にも支店を持つ岩下エンジニアリング様の情シス部門は、なんと2名。 サーバやネットワークの運用を担う田中氏は、情報システムのクラウド化の背景を次のように語って下さいました。
オンプレの情報システムは体力的に続かないと感じていました。構築ベンダーはいるものの、構想や運用は私が担当することになります。
サーバ更改のたびにアプリの乗せ換えがあったり、マシンルームのエアコンが故障してヒヤリとしたりと言った日々の運用業務をクラウドに預け、本来の業務に集中できる状況を作りたかったのが背景です。
BIGLOBEクラウドホスティングは、日本語で質疑応答ができることと、夜間サポート窓口があることから採用しました。海外の大手サービスは電話対応が有料な上、時間外は受け付けてくれません。
情シス業務をアウトソーシングするようなものですから、やはり安心感を与えてくれる事業者でないと。
BIGLOBEクラウドホスティングはその名の通り、大手インターネットサービスプロバイダのビッグローブ社によるクラウドサービス。Veronaはその連携サービスとして多くの実績を持ちます。
Veronaは、ビッグローブさんに推薦していただき導入を決めました。国内メーカー同士が連携しているのは有難いですね。
Verona自体もクラウドサービスである、と言うことも利点だと思います。サーバやアプリケーションをクラウド化しても、それに接続するためのVPNが自社に残ってしまっては本末転倒なので...。すべて管理してもらえれば安心です。
岩下エンジニアリング様は6月にオフィス移転されたばかり。早速クラウド化のメリットを享受されたご様子でした。
引っ越しに当たって、古いサーバ類は置いていき、ルータだけを持って行きました。新しいオフィスでも、設定を何も変更せず接続してすぐにVPN通信を開始でき、クラウド上のサーバにつながったので驚いています。
サーバもネットワークもすべてクラウド化すると、こんなに身軽なのですね。
リモートアクセスの導入にも意欲的と言う田中氏。今後の予定について次のようにお話しいただきました。
リモートアクセスは、間もなく導入、という段階まで来ています。
当社は山梨や長野などにもお客様がいますので、営業マンからは遠隔から社内システムにアクセスしたいと言う要望は非常に多かったのですが、オンプレで運用していくことを考えると導入障壁が高く手を出せませんでした。今回、社内システムをクラウド化したことで、ようやく検討が進みました。
V-Clientのアプリケーションはボタン1つですぐVPN接続できるので、ユーザー部門に受け入れられ易いと感じています。
クラウド上の管理センターで証明書を停止できる点も良いですね。端末を無くしたなど、万一の時にもすぐに対応できて安心です
拠点からの接続に加え、リモートアクセスにも前向きな岩下エンジニアリング様。 今後もクラウドをフル活用していただけるよう、Veronaも機能向上に努めて参ります。