第一生命情報システム様(以下、第一生命)は、業界大手の第一生命保険相互会社のビジネスを支えるシステム会社。
第一生命から預かったファイルサーバの操作履歴をALogコンバータを用いて部門毎にチェックする体制を構築されました。
導入の経緯について、基盤システム第一部オープン技術グループの石井仁氏に伺いました。
基盤システム第一部
オープン技術グループ
石井 仁 様
石井様
お客様情報が収録されたファイルサーバの容量が年々増加しており、さらにそのアクセス履歴を取得し管理するには、情報量の膨大さから新しい視点を取り入れる必要がありました。従来までの情報システム部門だけでの管理ではなく、それぞれの部門の管理責任者によって安易で厳格な管理ができる仕組みを検討しました。
例えば、土日等の操作に関して、適切な業務の為のアクセスである確証は、部門毎の管理責任者が確認した方がより正確です。また、アクセスログ履歴は部門の管理者が理解し易いように表記する事が、運用管理・システム構成的にも理想的と考えました。増え続けるファイルサーバを集約して、それまでのアクセスログ管理を更に円滑化するプロジェクトを検討しました。
求められる機能として、アクセスログの確実な取得、長期間保管する為のデータ圧縮、更にいつでも誰でも確認できるシステムの構築が必要となりました。
石井様
以前からサーバのログを取得していたのですが、ログはWindowsイベントログ表記に近いものであった為、使いやすさの視点で大きな課題がありました。部門ごとの管理責任者にログをチェックしてもらうためには、ログも見やすくなくてはいけません。コンピュータの命令語が書かれていても利用者にはわかりにくい。その点、ALogコンバータのログは誰が何をやったかがわかり易く翻訳されており、非常に見やすいと感じました。
導入要件には『サーバの本来の動作へ悪影響を与えない』という条件もあり、エージェントレスのALogコンバータは当社が求める条件に添う製品でした。また、当社が管理する第一生命のファイルサーバは数万人の職員がアクセスするため、従来まではアクセスログが非常に大きくなってしまう問題もありましたが、ALogコンバータのログは圧縮率が高いので保管も容易でした。