「資格の総合スクール」として、1979年の創業以来、長年に渡り社会人の学びをサポートしてきた東京リーガルマインド社(LEC)。
同社はファイルサーバのリプレイスを機にResource Athleteを導入し、その運用改善に成功されました。
従来抱えていた課題と、導入後の効率的なサーバ管理について、システム部で基盤運用を担当される高野隆一様に伺いました。
インタビューに応じていただいた
高野隆一 様
Resource Athleteを導入される前、ファイルサーバ管理にはどのような課題があったのでしょうか。
高野様
データ容量の増加とアクセス権管理の煩雑さが課題になっていました。全社規模で利用しているファイルサーバはフォルダ数・ファイル数ともに膨大です。特に、広告部門などでは重いビジュアルデータを大量に扱っています。最近は想定を上回るペースでデータが増えており、容量が逼迫していました。だからといって無尽蔵にディスクを増設するわけにはいきません。やはりスリム化は避けては通れず、サーバに付属されていた簡易的な管理ツールで、不要なファイルや大容量のフォルダをなんとか洗い出していました。
また、フォルダのアクセス権も、自作のExcel台帳での管理です。頻繁な部署移動や、有期的なプロジェクトが多く、正しくアクセス権が付与されているか棚卸をするのも一苦労でした。
いずれも長年運用する中で作られてきた独自ルールで管理をしていましたが、ファイルの増大に伴い運用負荷が増大してきました。この負荷を軽減できないか、自動化できるツールはないかと模索していた時に、見つけたのがResource Athleteです。
Resource Athleteを選ばれた理由をお聞かせください。
高野様
ALogシリーズの実績による安心感はもちろんですが、一番は費用対効果です。他製品もいくつか検討しましたが、「多機能で非常に高額」というものばかり。その点Resource Athleteは、「必要な機能がきちんと揃っていて、無駄なく、かつ手ごろな価格」です。費用と機能のバランスが非常に優れていると感じました。
操作が簡単だった点も魅力的でした。画面がわかりやすいので、直感だけでスイスイ使えます。サーバ管理の経験がある方なら、Resource Athleteはほぼマニュアルなしで理解できると思います。
システムでできることは極力自動化し、効率化を
Resource Athleteの導入により変化した点を教えてください。
高野様
ファイルサーバ全体が見える化されたことは大きな成果です。具体的には、「どのフォルダを、どの部署が、どれだけ使用しているのか」のデータ容量や、「どのフォルダに誰がアクセスできるか」のアクセス権が、一目瞭然になりましたね。
以前の管理ツールでは、手動で収集したデータをより見やすい体裁に加工し、異常なものを目視で確認する必要がありました。その点Resource Athleteなら、自動的にレポート出力してくれますから。急な容量の変化があればアラートが上がり、そのレポートを持って関係部署に問い合わせるといったこともできます。大幅に作業効率がアップしましたね。
システム部の仕事はファイルサーバの管理だけではありませんから、自動化できるものは極力自動化して効率化したい、そんなニーズにぴったり合致しました。
今後、ファイルサーバをどのように運用されていかれますか。将来の展望をお聞かせください。
高野様
Resource Athleteの機能を活用して、長期的に使われないファイルや重複ファイルなどリスト化し、それを元に関係部署に確認を取るなどして、さらなるスリム化を目指したいですね。Resource Athleteをベースに、しっかりとした運用ルール作りを進めていきたいと思っています。