誰もが知っている牛丼チェーン「松屋」を始め、とんかつ・鮨・ラーメン...と、幅広く飲食店を営む松屋フーズ様。安価でありながら、美味しくて、安全な食事を提供し続けられる背景には、様々な企業努力があるようです。
今回の無線LAN導入も、情報共有を加速させ、業務効率のアップを図るためのタブレット導入が背景だったとのこと。
数ある無線LAN製品の中からHypersonixを選定頂いた理由を伺いました。

IT企画部 IT企画G 望月 秀一 氏(右)
Hypersonixサポート担当との
熱心な打ち合わせ中にお邪魔しました。

松屋フーズ本社ビル。
1Fには店舗がありました。
なぜサービス型の無線構築を選ばれたのですか?
望月様
1円でも安く牛めし(牛丼)を提供できるよう、様々なコストカットを行っている訳ですから、当然無線LAN構築も安価に抑える必要があり、初めは市販のアクセスポイント導入を検討しました。しかし調査を進めると企業として当然の責務であるセキュリティや稼働状況を把握出来ないことが判明し、セキュリティ機能も充実した企業向け製品の調査に切替えましたがコストが高額で暗礁に乗り上げていました。
そのような状況下でHypersonixの紹介を受け、調査するとクラウドでの無線アクセスポイントの管理や設定をサービス型で提供しており、比較的安価ということで導入を決定しました。
Hypersonixを選定された理由はなんだったのですか?
望月様
セキュリティと価格のバランスです。当社のネットワークでリモートから使用可能な端末を指定できることが非常に魅力的でした。費用面としては 初期費用を抑えられるレンタル型もありましたが、ランニングコストを抑えられる"機器購入+保守パック"型を選択しました。導入コストは市販のアクセスポイントよりは高額となりますが"導入から運用までフルマネージド"というのも魅力的でした。
導入に当たってのサポートの柔軟性や製品の安定性等も満足できる内容でしたので、迷うことなくHypersonixを選定しました。
実際に導入してみていかがでしたか?
望月様
初めは試験的に10店舗での導入でした。厨房内でタブレットでの調理動画の視聴できることが非常に好評で、一気に全店導入することになりました。
展開スピードはいかがでしたか?
松枝様
半年で1000店舗に展開しました。
時間がかかったのは、各店舗の厨房と事務所、1台のアクセスポイントで両方から接続できるかの判断の調査でした。ロードサイド店舗は簡単だったのですが、駅前にある店舗は店舗毎にレイアウトも建築構造も違うため、アクセスポイントが1台で済むか、2台要るかの判断が必要でした。
調査もHypersonixのサポート窓口で支援してくれたので助かりました。
導入に関しては、タブレットのキッティング作業も実施してもらい、あらかじめ設定済みの機器が各店舗に届き、それをLANに繋げるだけで済んだため、短期間で導入できました。
運用面ではいかがですか?
望月様
全店舗の稼働状況を本部に居ながら一括して把握出来るので非常に便利です。稼働状況が見えることで、いち早く異常に気づく事ができ、トラブル時はCAS-Center(クラウド上にある集中管理センター)への電話1本で解決されます。
仮にアクセスポイント自体の故障でCAS-Centerからの遠隔修理が不可能であっても、すぐに代替機を発送して頂けるので、安定した環境を維持できています。また、店舗で接続可能なパソコンの設定作業もすぐに対応してもらえるので非常に助かっています。
貴重な大規模無線LAN構築の事例をお聞かせいただき、有り難うございました。