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社会福祉法人 聖隷福祉事業団

人材不足の課題を解決!専門知識不要の簡単無線LAN導入の実態とは?

社会福祉法人 聖隷福祉事業団

総合情報システム部
係長 後藤 信也
杉保 怜奈

抱えていた課題

  • 業務へのタブレット利用の拡大のために、無線LAN環境の整備が必要
  • 無線アクセスポイントの納品に時間がかかり、すぐに無線LAN環境を整備できない
  • 無線LANの専門知識のある職員を確保し続けられるかどうか心配

導入の効果

  • 各施設の無線化により、タブレットの導入が加速
  • 設定済みの無線アクセスポイントがすぐ届く。LANにつなぐだけで無線LAN環境を構築
  • 機器設置時も故障時も専門知識不要で対応が可能に
ゆるぎない「隣人愛」の理念のもと変革を目指す
「聖隷福祉事業団」

1930年の設立以来、「隣人愛」というゆるぎない理念のもと、医療・保健・福祉・介護サービスを展開している聖隷福祉事業団。全国1都7県の212施設において、質の高い医療福祉サービスを提供し続けている。現在同事業団は、「隣人愛」と使命の実践のために、5年後のあるべき姿として「Vision2025」を定め、その実現のために奔走している最中だ。「Vison2025」において目指すのは、「地域連帯体制の強化・デジタル改革・経営基盤の安定化を実現し、未来につなげる地域共生社会をつくる」ことである。今回のHypersonix導入は、この「Vision2025」の一つである、デジタル改革の実現に向けた取り組みに伴うものであった。同事業団総合情報システム部係長を務めている後藤氏にお話を伺った。

後藤 信也 様(右)と杉保 怜奈 様(左)

お話を伺った、総合情報システム部 係長 後藤 信也 様(右)と杉保 怜奈 様(左)

後藤様

デジタル改革の一環で、2~3年前からタブレットやスマホを利用できるシステムの導入を進めており、それに伴って各施設の無線化が進行しています。タブレットや無線LANの導入による大きな変化で言うと、在宅介護や訪問看護サービスの介護・看護記録のとり方です。これまでは、主に有線に接続されたパソコンでその日の記録を入力していました。しかし、職員数に対してパソコンの台数が少なく、入力が順番待ちになってしまうこともよくありました。そんな状況から、タブレットで入力できるようになったことで、パソコン入力の順番待ちが減り、介護・看護をしながら記録をとることができるため、業務の効率化が進んでいます。タブレット利用の拡大によって、元々100-150台だった無線アクセスポイントが、現在では800台くらいまで急増している状況です。

人材不足による無線化の障壁

タブレット等の利用を拡大するにあたり、無線LAN環境の整備が急がれたが、それには大きな障害があった。人材不足である。同事業団ではこれまで、無線LAN導入の際には機器本体を購入し、専門知識のある職員が自社で設定を行っていた。しかし、既存機器は納期が遅いことに加えて、職員の不足により設定にも時間がかかり、機器導入にかなりの日数を要している状況だったという。

後藤様

情報系に詳しい事務職員が無線LANの設定を覚えて、自前で購入した機器に設定を施して、施設に機器を送付する、という流れで導入をしていました。設定作業はほぼ一名で行っていたので、その人がお休みだったり、他の業務で埋まっていたりすると、設定するべき機器が溜まって行ったりして。発注してから機器の納期に1か月半、設定作業に2週間、導入するのに平均2か月かかっている、そんな状態でした。

さらには、新規導入に加えて、無線LANの運用自体にも問題を抱えていた。

後藤様

数ある業務の中でも、無線LANの運用が他の業務を圧迫しはじめていました。導入のときだけならともかく、使っていると機器が壊れるんですよね。800台にもなってくると、結構な台数が故障してしまって。壊れると、まず施設から電話連絡があり、機器を郵送してもらって、ベンダーに機器を直してもらって、戻ってきた機器にまた設定を入れ直して、そしてまた施設に送り返して、みたいな。新規導入に故障対応を含めるとかなりの工数がかかっていました。年間100台近く設定をしていたと思います。設定できる職員を増やそうと思っても、全国的にIT人材が不足している中で採用をするのは難しくて。今の体制のまま無線LANの利用を拡大していくには困難だ、という結論に至りました。

今後さらに無線LANが増加する将来のことを考えても、無線LANを専門知識のない職員でもスムーズに導入・運用ができる体制を整えておくことが、喫緊の課題であった。

決め手は導入期間の圧倒的短縮

半導体不足の影響で既存機器の納期が未定になったことをきっかけに、これに代わる機器の検討を開始した。その中で、まず重要視したのが、無線LANの導入にかかる時間の短縮であった。

後藤様

当初は、『Hypersonix』以外の機器も検討していました。しかし、海外メーカーの機器はどこも半導体不足の影響を受けていて納期にかなりの時間がかかるのが問題でした。比べて『Hypersonix』は8営業日で納品するというものすごい早さに加えて、届く機器には既に初期設定が施してあって、LANにつなぐだけで利用できるということで、これはいいぞと思いました。価格に関しても、海外メーカーは半導体不足や円安の影響で大きく値上がりしているのに比べて、国産の『Hypersonix』はそれがないので。価格も良い上に納期も早いので、まずは試しに使ってみようという話になりました。

Hypersonix導入の流れ

そこでデモ機を利用してみると、「Hypersonix」の良さを確信した。

後藤様

Excelのヒアリングシートに記入して送ったら、一週間で機器が届いて、LANにつなげるだけで利用できたのが驚きでした。自分で手を動かさなくても思った通りの設定が入っていて最初から上手く動いたので、それだけでも手軽というか、導入期間が圧倒的に短くなって素晴らしいなと思いました。加えて、通信スピードも全く問題なく、従来の機器より速いくらいで、性能も大満足でした。これで将来的に懸念していた人材確保の問題も払拭されそうだったので、導入を決意しました。

私でもできるのが一番ですよね、やっぱり。

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合情報システム部 杉保 怜奈 様

杉保 怜奈 様
専門知識不要で無線LANの導入が可能に

「Hypersonix」を導入してみて一番良かった点は、専門知識がない職員でも導入ができるようになったことだった。ヒアリングシートの記入を担当する、総合情報システム部の杉保氏にお話を伺った。

杉保様

元々医療事務の勉強をしていて、新卒で入社して総合情報システム部に配属されたのでIT知識は全くと言っていいほどなくて。最初は、自分に無線LANの設定項目の記入なんてできるかなと不安だったのですが、やってみると本当に簡単にExcelを埋められました。一回目に後藤さんが記入したヒアリングシートを見ながら、二回目の導入から私一人でも記入できたんです。私でもできるのが一番ですよね、やっぱり。

後藤氏はこう続ける。

後藤様

初めて杉保さんに記入してもらったヒアリングシートをチェックしたら、直すところもなくて、最初からそのまま提出しましたね。一応ダブルチェックはしていますが、いつも直すところがないです。それを送れば設定済みの機器がすぐ送られてきて、施設でLANをつなげばすぐに使えるので。本当に導入が楽になりました。

何かあったらまずはサポートに連絡すればよい、
という安心感がありますね。

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合情報システム部 係長 後藤 信也 様

後藤 信也 様
充実のサポートで障害対応も手軽に

専門知識がなくても導入が可能になったことに加え、障害対応などの日々の運用にも専門知識が必要なくなったことも、大きな変化だ。先述の通り、これまで機器故障時には、各施設とのやりとりに加え、ベンダーから戻ってきた機器にまた一から設定を施さねばならず、対応に時間がかかっていた。

後藤様

今のところ『Hypersonix』の機器が故障したことはないのですが、何かあったらまずはサポートに連絡すればよい、という安心感がありますね。連絡するだけだったら専門知識がない職員でもすぐに対応できるので。連絡すれば、先出センドバックで設定済みの機器が届くので、すぐに復旧できます。機器故障以外にも、万が一現場から『無線LANにつながらない』と連絡があったときにも、今までは自分たちで原因追究や障害切り分けを対応しなくてはならなかったところが、今ではサポートに電話かメールすれば全部やってくれますからね。

「Hypersonix」でデジタル改革を推進する

「Hypersonix」で、人材不足による無線LAN導入・運用の課題の全てを解決でき、各施設の無線化が加速しているという後藤氏に、今後の展望についても語っていただいた。

後藤様

無線化の障壁がなくなって、各施設でタブレットの利用が広がっています。やはり、タブレット利用でかなりの業務効率化に繋がりますから、引き続き無線化を進めていきたいですね。現状、無線LANの導入にLAN工事から必要になる大規模施設においては『Hypersonix』を利用していないのですが、今後は大規模施設においてもLAN工事から網屋さんにお願いして、『Hypersonix』の利用を拡げていきたいです。

事業内容

  • 医療事業
  • 保健事業
  • 福祉事業
  • 介護事業

ライセンス

ハイセキュアタイプ

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