既存ネットワークへのUSGの採用
概要
ここでは、異なるメーカーのルーター/モデムを置き換えるために、既存のネットワークにUniFi Security Gateway (USG) を採用する方法について説明します。
USGを採用するプロセスは、採用前に初期設定が必要になる場合があるという点で、UniFiアクセスポイント (UAP) やUniFiスイッチ (USW) とは異なります。
クイックスタートガイドを併せてご確認ください。
最も簡単な設定例 (WAN1はDHCPモード)
次の図は、ISP提供のモデム/ルーターがブリッジモードで実行されている設定例を示しています。
これは、デバイスをLAN側に接続して、USGとLAN内のデバイスのインターネット接続をすぐに確立できるため、USGをネットワークに統合する最も簡単な方法です。
その後、UniFi Network ControllerでUSGを採用することで、UniFiエコシステムの一部として管理できます。
WAN1をPPPoEまたは固定IPアドレスモードに変更する方法
- 作業用PCをUSGのLAN1ポートにイーサネットケーブルで接続します。
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USGのLAN1はデフォルトで192.168.1.1/24のIPアドレスを使用し、DHCPサーバを稼働します。
作業用PCは同じセグメント内のIPアドレスを受け取る (DHCP取得) ように設定してください (または、同じセグメントのIPアドレスを手動で設定してください)。 -
作業用PCのWebブラウザでhttps://192.168.1.1にアクセスし、USGのローカルWebUIを表示させます。
システムの自己証明書に関してブラウザ上にエラーが表示されますが、[https://192.168.1.1 にアクセスする (安全ではありません)]をクリックして続行します。
[Username (ユーザー名)]と[Password (パスワード)]の両方に ubnt と入力し[Sign In (ログイン)]ボタンを押します。 -
[Settings (設定)]>[Configuration (設定編集)]>[WAN Settings (WAN設定)]の[Connection Type (接続方式)]で、デフォルトの[DHCP (DHCP取得)]から[PPPoE (PPPoE認証)]または[Static IP (静的IP指定)]に変更します。
LAN1のネットワークを手動で変更する方法
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USGのローカルWebUIにログインし、[Settings (設定)]>[Configuration (設定編集)]>[LAN Settings (LAN設定)]から任意のネットワークに変更します。
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UniFi Cloud Key (UCK) などのUniFi Network Controllerが、新しく割り当てられたIPアドレスでUSGを検出して採用できるかどうかを確認します。
コントローラのWebUIにログインし、[デバイス]メニューでUSGが[追加保留中]のステータスで表示されたら、[追加]します。
なお、USGが検出されない場合、USGのWebUIに戻り、[Settings (設定)]>[Configuration (設定編集)]>[Controller Settings]に進み、USGの存在をUniFiコントローラへ通知するための[Inform UDL (通知URL)]をhttp://<controller_ip>:8080/inform
のフォーマットで手動設定してください。